~東北きってのスケールで迫る大山塊~ 小白布沢-切合-飯豊本山-御西岳-北股岳-門内岳-梶川尾根 |
●飯豊鉱泉へ (7/31、山都駅~川入~飯豊鉱泉) 東京都区内から鈍行を乗り継ぎ、青春18きっぷのうまみを味わう。磐越西線の山都(やまと)駅で下車、川入行きのバスに乗る。座席がほぼ埋まるほどの乗客はほとんどが登山者であるが、時々地元の人も乗り降りする。 バスの運転手さんはわれわれ登山者のために、運転している間じゅう、飯豊連峰の見所やコースの解説をしてくれた。また一ノ木にある飯豊山神社など名所名跡の前に来ると、よく見えるように車を徐行してくれるという気遣いぶりだ。 今から約1300年前の開山以来、飯豊山は信仰の山として会津や越後の人々にあがめられて来た。そんな一面が運転手さんの熱心な口調から伝わってくる。
終点の川入(かわいり)から飯豊鉱泉まで、5分強の歩き。乗客には村杉荘に入る人も多かった。鉱泉には10名ほどが向かった。 登山者の年齢はいつものように高いものの、今日はみなザックが大きく重装備の人も多い。テントを持った自分もそのくちなのだが。 下りてきた人に聞くと、今日の飯豊は雨だったそうだ。明日から晴れの予報と聞きうらやましがられたが、下界と比べて山の天気はよくなるのが遅く、悪くなるのが早い。果たして明日素直に天候が回復するか、やや疑わしい。まだ梅雨もあけていない。 夕食後、今度は鉱泉のご主人の解説付きで、飯豊山のビデオを見る。ヤマケイの空撮登山シリーズだ。 映像では若い女性が2人、石転ビ雪渓を楽しそうに登っている。パンパンのけっこう大きいザックを背負っているが、ご主人の話によるとあの中は全部新聞紙だそうだ。 |