山の写真集 > 奥秩父 > 雲取山から飛竜山
  • -静かな縦走路とアズマシャクナゲ-
  • 鴨沢-ブナ坂-雲取山-三ツ山-飛竜山-丹波
  • 奥秩父
  • 東京都/埼玉県/山梨県
  • 雲取山(2017m), 三ツ山(1949m), 飛竜山(2077m), 前飛竜(1954m)
  • 2017年6月4日(日)~5日(月)
  • 11.5km / 15.3km
  • 4時間15分 / 7時間10分
  • 1543m(留浦-飛竜山)
  • 雲取山避難小屋
  • 丹波山のめこい湯
  • 中央線,青梅線,バス
天気1
天気2

 

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2017年6月4日(日)
新宿駅 5:18
  中央線
5:55 立川駅 6:04
  青梅線
青梅駅乗換
7:18 奥多摩駅 7:25
  西東京バス
7:58   留浦 8:02
8:10   鴨沢
8:38   小袖登山口
9:35   水場 9:47
10:07   堂所
11:15 ブナ坂 11:20
11:50 奥多摩小屋 12:25
12:55   小雲取山の肩
13:10 雲取山 13:25
14:03 雲取山荘 14:20
14:47 雲取山
避難小屋泊
2017年6月5日(月)
5:00 雲取山
5:20 三条ダルミ 5:27
6:05   狼平 6:10
6:50 三ツ山 7:00
8:10 北天のタル 8:20
8:40 山頂近道
8:50 飛竜山 8:57
9:15 飛竜権現
9:20   禿岩 9:35
10:08 前飛竜 10:17
11:03 熊倉山 11:13
11:45 サオラ峠 12:03
12:50 山王沢 13:00
13:33   丹波
13:45
丹波山のめこい湯
入浴立寄り
15:42
  西東京バス
16:33 奥多摩駅 16:53
  青梅線
18:05 立川駅 18:11
  中央線
18:49 新宿駅

 

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今年の雲取山は標高年ということもあって、ずいぶん人気があるようだ。雲取山荘も土日は予約でいっぱいになることもある。 また、登山人口の若年化で雲取山を一泊でなく日帰りで登り降りする人の割合も多くなっており、混雑に拍車をかけている。


雲取山山頂には、標高年記念の標柱が立つ。後ろは飛竜山

西東京バスの留浦(とずら)停留所から、青梅街道を西へ歩き出す

留浦から出発

小袖にある丹波山村の村営駐車場は、この時間ですでに満車

駐車場は満杯

小袖の登山口には標高年記念の大きな木製のプレートが飾られていた

大きな記念プレート

フタリシズカ

フタリシズカ

堂所手前の水場付近。樹林帯は緑濃くなっている

緑濃い

七ツ石分岐からブナ坂への巻き道。トレランのグループが追い越していった

トレラン通過

ブナ坂付近から石尾根へ

石尾根へ

石尾根は緑の稜線となる

緑の稜線

石尾根から、南アルプス北岳、間ノ岳を望む

南アルプス

トウゴクミツバツツジ(石尾根)

トウゴクミツバツツジ

奥多摩小屋付近。新緑のカラマツ林越しに飛竜山を望む

飛竜山を望む

小雲取山の肩付近。富士山は雲の中だが雁ヶ腹摺山などを中心に丹沢、大菩薩などの広い眺めが得られる

広い眺め

雲取山山頂。鷹ノ巣山と同様の石製の標柱が立った

新しい標柱

雲取山荘の給水施設。以前は雲取元気水という名前がついていたが、「沢やか水」に変わっていた

呼び名変更?

雲取山北面の針葉樹林は倒木が目立ち、芋木ノドッケが見えるようになった

倒木多い


自分も一度タクシー利用で鴨沢(小袖)から日帰りピストンしたことはあるが、標高1300mを超える行程はさすがにきつく、余裕がなくなってしまう。最近は甲武信岳を山梨県側から日帰りするケースも増えているようである。
日曜、月曜と6月にしてはかなり冷え込む予想だが、雨は降らなそうなので避難小屋泊の装備で出かけた。

奥多摩駅からのバスを留浦で下車。8分歩いて鴨沢から登る。小袖の駐車場は満杯、登山者がうようよいる。
登山道入口には、標高年記念の丸い大きなプレートが飾られていた。百名山にしては今まで地味な登山口だったので、このくらいがいいのかも。

登山道に入る。今日は6月とは思えないカラッとした陽気で、蒸し暑さがないので快適だ。その代わり蝉の声は全く聞かれず、鳥のさえずりも心なしか少ないようだ。

今日は日曜なので、前日に雲取山荘に泊まったと思われる人がどんどん下ってくる。早い人は8時にもう鴨沢の民家付近ですれ違った。おそらく4時台のご来光を山頂で見て、そのまま下ってきたのだろう。

それにしても下山者がひっきりなしに来る。水場から堂所七ツ石分岐あたりまでで100人近く見たかもしれない。
登るにつれて空は雲が覆いはじめ、富士山は姿を見せていない。上部は新緑がまだきれいで、巻き道から奥秩父の稜線を見渡すあたりは葉の緑もまだ淡い感じだ。明日目指す飛竜山は頭に大きな雲を被っている。

ブナ坂に着く。登山者だけでなく、トレランやMTBの人も行き交う石尾根に入る。緑に染まる防火帯を歩くのは気持ちがいい。
南の空には高度2500mあたりに長大な雲の帯ができ、富士山は雲に隠れてしまっている。が、大気が乾燥しているせいか遠望がきき、かなり遠くの山でも山肌まではっきり見える。丹沢、奥秩父そして南アルプスもくっきりだ。晩秋から冬によくある眺めであり、今の時期は珍しい。

奥多摩小屋では500mlだけ水を汲む。避難小屋泊のときはここで1日分の水を担ぎ上げるのだが、今回は明日飛竜山への縦走を考えているために、2日分が必要となる。飛竜山の稜線には水場がないためだ。
そのため、今回は山頂に着いてから雲取山荘に下ってそこで水を得る。また山頂に登り返すことになるが、空身で往復できる上に山荘で飲み物も買える。
備忘録的に記しておくと、奥多摩小屋のほうは必ずしも飲み物を買えるとは限らない。この日ビールを買おうとしたら、売り切れだったと言っていた人がいた。

水を大量に担いでいないため、いつもより軽い装備でヨモギの頭から小雲取山への急登をこなす。それにしても今日は鹿をあちこちで見る。奥多摩の山域は増えすぎた鹿の頭数調整をしているとの話も聞くが、見る限りではさらに数は増している。
涼しく快適な中を登れたおかげで、雲取山へは正味4時間と少しの歩程で到着できた。山頂は涼しいを通り越して、寒い。小屋前の寒暖計は10度そこそこだった。
展望盤のある山頂部に行く。新しい山名標と標高年記念の木柱を初めて見る。「二千十七年記念」と書かれた木柱のほうは、見られるのはどうやら今年だけのようだ。

ザックを空にして、雲取山荘へ水を汲みに下る。土曜日は満員だったようだ。受付でビールを買い、水は6リットル汲む。これだけ涼しければそんなにいらない気もするが、明日の天気がどうなるかわからないため、念のため多めに持っていく。
ザックの重量は水分だけの6キロ少々だが、それでもけっこう重く感じる。

雲取山北面はシラビソなどの針葉樹林のしっとりした雰囲気がいいのだが、ここのところ倒木が目立つような気がする。そのため、芋木ノドッケや両神山の眺めが得られやすくなった。木の世代交代が進んでいないのか、気がかりなところである。
山頂へは30分弱で戻った。

日曜の避難小屋にはベテランさんや、すでに引退した年配の人がよく泊まりに来ている。土曜だとやはり若い人が多い。
ベテランさんの話は参考になることも多いのだが、うっかり付き合っていると結局は今まで山行の自慢話とかを聞かされ続けるはめになり、他の人が休んでいるのに自分だけいつまでも聞き役になっている。この日はこういうベテランさんが2人もいて、ちょっと参った。

時々外に脱出をする。厚い雲の帯から真っ赤な夕日が落ちてきた。甲武信岳、三宝山の稜線の右側、十文字峠付近に落日する。普段見えているのか気にも留めなかった御座山の丸い山体が、印象的なシルエットを形作っている。
冬であればもっとずっと南西方向の奥秩父国師ヶ岳付近に日は沈むが、日の長い時期だとこんな奥のほうに沈むのかと、あらためて季節による景観の違いを実感する。

夜はかなり冷える。外には鹿が何頭も山頂まで登ってきていた。5頭ほどいる。2つの目を光らせ闇の中を移動していくので不気味である。
食事もとっくに済ませ、することがないので早めに寝ることにする。