2015年9月20日(日) 前日発 | |||
◇ | 練馬IC | 15:30 | |
関越自動車道 上信越自動車道 小布施PA泊 |
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6:45 | 妙高高原IC | ◇ | |
国道18号,県道39号 | |||
8:00 | 笹ヶ峰登山口 | 8:25 | |
9:15 | 黒沢 | 9:25 | |
10:45 | 富士見平 | 10:55 | |
11:50 | 高谷池 (テント泊) |
◇ | |
2015年9月21日(月) | |||
5:50 | 高谷池 | ◇ | |
6:10 | 天狗の庭 | ◇ | |
7:10 | 火打山 | 7:18 | |
7:34 | 影火打 | ◇ | |
8:45 | 胴抜切戸 | 8:55 | |
9:45 | 2320m地点 | ◇ | |
9:55 | 焼山 | 10:40 | |
11:20 | 胴抜切戸 | 11:30 | |
12:50 | 影火打 | 13:05 | |
13:28 | 火打山 | 13:55 | |
14:50 | 天狗の庭 | 15:00 | |
15:15 | 高谷池 (テント泊) |
◇ | |
2015年9月22日(火) | |||
6:35 | 高谷池 | ◇ | |
6:50 | 天狗の庭 | 7:30 | |
7:45 | 高谷池 | 8:45 | |
9:30 | 富士見平 | 9:40 | |
10:17 | 十二曲り | ◇ | |
10:45 | 黒沢 | ◇ | |
11:25 | 笹ヶ峰登山口 | 11:40 | |
県道39号,国道18号 杉野沢温泉立寄り |
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14:10 | 妙高高原IC | ◇ | |
上信越自動車道 関越自動車道 |
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19:40 | 練馬IC | ◇ |
朝は冷えた。これなら紅葉もするだろう。食事をして高谷池を出発する。
影火打から下る道で見上げる焼山は、噴気孔がよく見える |
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今日は往復と言っても、歩行だけで約8時間の長丁場。装備も通常の登山で携行するものは、テントに置いて行かない。
雨具、着替え一式、常備薬はもちろん、ツェルトも持っていく。テント山行でツェルトも持ってきたのはこれが初めてだ。今後縦走型から定着型にテント山行のスタイルを変えていくには、こういうこともよくあることだろう。サブザックもしっかりしたものを用意しなければならない。
草紅葉鮮やかな天狗の庭からは、火打、影火打、焼山の3つの峰が朝日の当たるのを待っている。火打山に至る木道は現在取替え工事中で、コース自体も一部が付け替えられていた。
ライチョウ平までの灌木帯やダケカンバもかなり色づき、火打山は例年より1週間ほど早く紅葉の見頃を迎えたようである。背後に妙高山も大きくせり上がってきた。
上空は雲の流れるのが早く、火打山の上にも大きな雲が被さってくる。その火打山山頂に到達。北アルプスをはじめ広い眺めが得られたのもつかの間、ガスが一気に山頂付近を覆ってしまった。しばらくして再び晴れたが、肝心の焼山は雲の中である。
今日は火打山がゴールではなく、出発点である。少し下に見えている、草原状の影火打に向けてハイマツの中を下る。と、自分の行く先をライチョウが歩いていた。火打山3度目の登頂でついに見ることができた。
(ニホン)ライチョウは北・南アルプス以外では乗鞍岳、御嶽山そしてここ火打山~焼山で見られると言うが、他の山域では数百から千羽単位で生息しているのに対し、ここ火打~焼山では25羽しかいないそうだ(2005年の調査)。そういう意味でかなり貴重な体験であった。
平原のようなところに入ったあたりが影火打の一角だろう。振り返ると火打山が大きな三角形を示している。火打山から先の登山道は、木道こそないが刈り払いはされており、道を失うようなことはなさそうだ。影火打の山頂は標識だけのある、単なる通過点でしかなかった。
進む先が大きく切れ落ちる場所に来ると、正面に雲の取れ始めた焼山が特徴的な火山の姿を見せている。反対側の金山から見た、緑豊かな三角錐の山とは趣を異にし、噴気孔から水蒸気を吐き続けた荒々しい山容である。
影火打を後にすると、道は一気に焼山との鞍部に落ち込んでいく。稜線は波打ち、ちょっと谷川岳~仙ノ倉山間の主脈縦走路に似ている。途中、左が切れ落ちたガレ場もあって慎重に通過する。
眺めはよく、前方に一人、先をいく人もよく見える。そのうち、ヘルメットを被った重装備の人と2人、すれ違う。昨日は裏金山の泊岩に幕営したと言う。金山からの縦走路も大いに魅力的だが、自分には荷が重過ぎるかもしれない。
下りに下って、灌木帯に入る。最低鞍部の標高はおよそ1990mで、本日出発地点の高谷池より100mも低いところまで落ち込んでいる。通過ポイントの胴抜切戸へはヤセ尾根を少し登る。
ここから標高2400mの焼山山頂まで、それこそ一気通貫の登りとなる。この縦走路は、火打山から500m近く下ってすぐに400m登る。これほど高度差のある縦走路も久しぶりである。
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日本の名だたる山岳縦走路で、同じように登り返しの大きいものをあげてみた。登山道の難易度を測るのには標高差以外にもいろいろな要因があるので単純比較はできないが、越後三山縦走や南アルプス南部は規格外として、火打~焼山も日本で屈指のアップダウンの大きなルートの一つに挙げられるだろう。