- 白馬岳(8:20)
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白馬岳山頂直下。ジャージ姿の高校生の団体と何度もすれ違う。みんな元気よく「おはようございます!」と声かけてくれる。
山頂に到着。団体が下りた後なのか、意外と人が少ない。素晴らしい展望。先ほど見えた尖峰は剱岳とわかる。
頂上小屋に下りて水場を探す。そこまではかなり下らなければならなかった。しかし冷たくておいしい。メロンパンを食べる。
テント場は稜線から一段下がった所にあり、張りやすそうだが場所的にはあまり魅力を感じない。白馬三山の真っ只中にあるのは価値がある。 予定通りここには張らず、天狗山荘を目指すことにする。
- 白馬鑓ケ岳(12:05)
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杓子岳への展望豊かでゆるやかなアップダウン。ハクサンフウロの群落が目に鮮やかで、何度も立ち止まって写真におさめる。
しかし杓子岳へ登る分岐を見逃し、巻き道を行くことになってしまった。ところどころコマクサをみかけるが数は少ない。
鑓ガ岳への登りは急峻でなかなか手ごわい。荷物の重みに耐え兼ね、何度も休息する。斜面に可憐に咲く紫色のミヤマオダマキ。こんなたくさんの群落は初めて見た。
見えていたピークにたどり着くが、まだその先に高みがありへこたれそうになる。じっくり登って鑓ガ岳山頂へ。
ガスが湧きあがり展望は今一となってしまったが、今通って来た白馬岳や、唐松、五竜、鹿島槍も見える。剱、立山の勇姿が素晴らしい。
- 天狗山荘に到着(13:15)
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鑓温泉分岐まで一気に下る。アルペンガイドでは、ここから天狗山荘まではゆるやかな下り、と書かれているがこれは登りの間違い。
いつしかガスに包まれる。お花畑と雪渓を横切り、天狗山荘まで下る。このへんからイワオウギが目立ち始める。
山荘の水場は雪解け水を使っていてテント設営者、通過者にかかわらず無料で汲むことが出来る。稜線の山小屋にしては珍しい。
ガスで何も見えない中、今回2度目のテント設営をする。横には大池でもいっしょだった千葉の高校の団体テントもある。
夕方、一瞬だけバラバラと雨が降る。夕食は親子丼。ガスは夜半に晴れ、昨晩に引き続き満天の星空がのぞく。
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