~花と展望、北アルプス後立山連峰を行く~

しろうまだけ、ごりゅうだけ 2001.7.25.~28.
栂池~白馬大池~白馬岳~唐松岳~五竜岳~遠見尾根
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五竜岳頂上から左に鹿島槍、右奥に北アルプスの山々
五竜岳頂上へ(7/28, 6:45)
朝。一面のガスで何も見えない。6時まで待ったがガスは切れず。五竜岳をあきらめかけたが、小屋から続々と山頂に向かう人の列を見て、やはり行くだけ行こうと思い直す。
浮石の多い岩尾根を慎重に登って行くと、次第にガスが切れ始めてくる。青空がのぞく。
五竜岳山頂。上空は信じられないほどの快晴。どうやらテント場より上だけが晴れているようだ。
時間が経つほどに雲も取れて来る。鹿島槍ガ岳が大きく堂々としている。その右奥には槍ケ岳・穂高・水晶岳・赤牛岳。北アルプスの名峰が勢ぞろいだ。
剱・立山にも今回では一番近いところに来た。その稜線伝いに薬師岳、黒部五郎岳も見える。

遠見尾根を下る(8:30)
テント場に戻る。この付近は相変わらず日が差していないため、今日も朝露に濡れたテントをしまう。
それにしても今回は缶ビールをずいぶん飲んだ。行きには無かった空き缶がザックに入っているため、行きとそれほど荷物は軽くなっていない。
遠見尾根は上部は鎖場、ガレ場が多いもののウツボグサ、クルマユリなど花畑も多い。しかし今日はずっと下までガスの中を歩くのみ。
中遠見山への長い登り返しはこたえた。アップダウンの多い尾根で、あまり下っているという感じがしない。それでも何とか、ゴンドラのあるアルプス平に下り立つ。

五竜岳頂上
五竜岳頂上
鹿島槍ガ岳
鹿島槍ガ岳
五竜岳の頂上直下
五竜岳の頂上直下

テレキャビンアルプス平駅へ(12:10)
ゴンドラ駅の周辺には、ニッコウキスゲ・シモツケソウなどの花が咲き乱れている(おそらく植生であろう)。テレキャビンで一気にとおみ駅に下る。ほーっと一息つく。
とおみ駅を出たところに入浴施設がありひと風呂あびる。白馬駅までの帰路は、アルピコバスの「白馬みどころ周遊号」を利用する。
少し遠回りだが白馬駅まで100円と安いし、席も余裕で座れる。途中で白馬ジャンプ台の前を通った。

白馬駅から帰路に着く(14:50)
15:04白馬駅発のスーパーあずさ10号で帰る。土曜日であるせいか、回りの登山者には指定席券を買っている人が多かった。しかし自由席はガラガラでラッキーだった。
テントで北アルプスを縦走。自分の山行経験の中でも最も大きな、あこがれのイベントであった。これを機会に、今後自分の山行スタイルがどう変わって行くか興味のあるところだ。

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