- 五竜岳頂上へ(7/28, 6:45)
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朝。一面のガスで何も見えない。6時まで待ったがガスは切れず。五竜岳をあきらめかけたが、小屋から続々と山頂に向かう人の列を見て、やはり行くだけ行こうと思い直す。
浮石の多い岩尾根を慎重に登って行くと、次第にガスが切れ始めてくる。青空がのぞく。
五竜岳山頂。上空は信じられないほどの快晴。どうやらテント場より上だけが晴れているようだ。
時間が経つほどに雲も取れて来る。鹿島槍ガ岳が大きく堂々としている。その右奥には槍ケ岳・穂高・水晶岳・赤牛岳。北アルプスの名峰が勢ぞろいだ。
剱・立山にも今回では一番近いところに来た。その稜線伝いに薬師岳、黒部五郎岳も見える。
- 遠見尾根を下る(8:30)
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テント場に戻る。この付近は相変わらず日が差していないため、今日も朝露に濡れたテントをしまう。
それにしても今回は缶ビールをずいぶん飲んだ。行きには無かった空き缶がザックに入っているため、行きとそれほど荷物は軽くなっていない。
遠見尾根は上部は鎖場、ガレ場が多いもののウツボグサ、クルマユリなど花畑も多い。しかし今日はずっと下までガスの中を歩くのみ。
中遠見山への長い登り返しはこたえた。アップダウンの多い尾根で、あまり下っているという感じがしない。それでも何とか、ゴンドラのあるアルプス平に下り立つ。
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