~草紅葉と展望、いで湯の山旅~ はっこうださん(1585m) 2004年9月24日(金)~26日(日)
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八甲田連峰は、青森県のほぼ中央に位置するみちのくの名山である。 知られているのは明治35年の雪中行軍の遭難事件だが、今は十和田湖や山麓の温泉地とあいまって観光地としても発達している。北八甲田、南八甲田とも四方になだらかなスロープを引き、冬から春は山スキーとしても適地だ。 高山植物の夏、紅葉の秋と四季それぞれの魅力にあふれる山域と言うことが出来るだろう。
山行の日が近づくにつれ天気予報はどんどん悪くなり、ついに南八甲田の幕営は諦め、テントは置いていくことにした。 山中2泊の予定だが、温泉宿の予約をとっているのは1日目のみ。2日目の土曜日は今からでは予約は難しいだろう。どういうプランにするか迷ったが、2日目は北八甲田山中に避難小屋を利用しようと思いシュラフと自炊用具はそのまま持って出発する。 渋谷発の青森行き夜行高速バスに乗る。10時間のバスの旅は大変だが、眠れる時間が多いので朝からの行動する場合は好都合である。 7時40分頃青森に到着。5分ほどで駅前の路線バス乗り場に着く。駅のすぐ先は青森湾で、八甲田丸が停泊している。 JRの路線バスに乗り込む。上空には雲が多い。3日間まるまる山を巡れるので今日は無理する必要はない。今日は毛無岱の撮影ポイントの確認のみにするか、とも考える。 バスが山地に近づくと、八甲田山は意外とはっきり見えている。麦茶のおいしい萱野(かやの)茶屋を過ぎて酸ヶ湯で下車する。 |