~草紅葉と展望、いで湯の山旅~
タイトル
はっこうださん(1585m)
2004年9月24日(金)~26日(日)

谷地温泉-高田大岳-八甲田大岳-田茂萢岳-毛無岱-酸ヶ湯
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雲海に浮かぶ小岳、高田大岳(八甲田大岳頂上から)
雲海に浮かぶ小岳、高田大岳(八甲田大岳頂上から)

●海と雲海を見下ろす稜線漫歩
翌朝、予想に反して雲が多い。しかしとりあえずは八甲田大岳に登る。3日連続の登頂となった。こういうのも珍しいのではないか。
頂上からは青森湾や下北半島の眺めがはっきりと得られる。雲に隠れてわかりずらいが一番遠いところに見える陸地は北海道だろうか、それとも津軽半島の北端なのだろうか。

岩木山や櫛ガ峰を中心とした南八甲田の眺めも今までで一番だ。そして太平洋側は一面の雲海。それをバックに高田大岳、小岳がすっきりしたシルエットを形作っている。
冬のすっきり晴れた日は太平洋、日本海、津軽海峡と3方向に海が見えるかもしれない。さぞかし素晴らしいことだろう。

岩木山
岩木山
赤倉岳から井戸岳、櫛ガ峰
赤倉岳から井戸岳、櫛ガ峰
青森湾と市街地
青森湾と市街地

小屋に戻る。今日は時間もあるしのんびりと食事をし荷物をまとめる。
外に出て縦走を再開する。ここから西へ伸びる稜線は井戸岳、赤倉岳と続き田茂萢(たもやち)岳(1324m)のロープウェイ駅へ至る。しかしロープウェイは使わず、1日目に通った毛無岱を通って酸ヶ湯に再び下るコースをとる。

井戸岳(1550m)の火口縁を経て赤倉岳(1548m)。ここから先は柵に仕切られた登山道がしばらく続くが、終始展望の稜線歩きだ。高田大岳や櫛ガ峰、岩木山の展望も素晴らしい。そして何といっても雲海と本物の海を見下ろせるという贅沢な眺めだ。

頭の上には秋空が高く澄み渡る。祠のある赤倉岳頂上付近(実際のピークは立入禁止)に着くと、前岳の向こうに青森湾がよりくっきりと捉えられる。
山頂に居合わせた人から、南方の雲海の上に顔を出している峰は岩手山と教えられる。

ヤセ尾根を伝って八甲田温泉への分岐がある小ピークに出る。この付近だけ若干のガレ場となる。相変わらず展望がよく青森湾もずいぶん大きくなってきた。
高度を下げていくと。そろそろロープウェイで上がってきた登山者とすれ違うようになる。好天に誘われてぞくぞくと登ってくる。やはり今日がこの3日間で一番の賑やかな登山となった。

登山道はいささか単調な木道が続く。毛無岱への道を分け、やがてゴードラインと呼ばれる8の字型の遊歩道に入る。ゴードとは「ヒョウタン」の意味である。
ここまで来るともう行楽客の世界で、革靴やロングスカートの人ともすれ違う。しかし遊歩道といっても若干のアップダウンがあるから、スカートはいくら何でも歩きにくいと思う。

田茂萢岳ロープウェイ駅に着く。20分に1本の割で発着している。水場が見当たらないので売店でスポーツドリンクを購入する。さて、この好天の下の毛無岱の草紅葉はどんな色に輝いているだろうか。


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