山の写真集 > 奥多摩 > 冬の雲取山、石尾根縦走
  • -厳冬の奥多摩を歩き通す-
  • 鴨沢-雲取山-雲取山荘-石尾根-奥多摩駅
  • 奥多摩
  • 東京都
  • 雲取山(2017m),七ツ石山(1757m),千本ツツジ(1718m),鷹ノ巣山(1737m),六ツ石山(1479m)他
  • 2013年2月10日(日)~11日(月)
  • 1日目:10.0km、2日目:20.0km
  • 1日目:5時間20分、2日目:7時間20分
  • 1475m(鴨沢-雲取山)
  • 雲取山荘
  • -
  • 中央線,青梅線,西東京バス
天気1
天気2

 

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2013年2月10日(日)
晴れ
四ツ谷駅 6:39
  中央線特快
7:12 立川駅 7:15
  青梅線
青梅駅乗換
8:28 奥多摩駅 8:35
  西東京バス
9:15   鴨沢
9:40   小袖乗越
11:15   堂所 11:20
12:45 ブナ坂
13:20 奥多摩小屋 14:10
15:10 雲取山 15:40
16:10 雲取山荘(泊)
2013年2月11日(月・祝)
晴れのち曇り
  雲取山荘 6:00
6:25 雲取山 7:05
8:10 七ツ石山 8:20
8:57 千本ツツジ 9:05
9:50 鷹ノ巣避難小屋 10:20
10:53 鷹ノ巣山 11:10
12:00 城山
12:30   将門馬場
12:55 六ツ石山 13:30
14:05 三ノ木戸山巻き道
15:05   鳥居
15:15   石尾根登山口
15:30   羽黒神社 15:45
16:00 奥多摩駅 17:40
  三河屋立寄り
青梅線
青梅駅乗換
18:48 立川駅 18:49
  中央線特快
19:16 新宿駅

 

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雲取山も通算28回目の登山である。5年ぶりに石尾根を縦走することにした。
いっとき、雪の石尾根を歩ききることが冬の定番になっていたが、しばらく間があいた。やはりここを歩いてこそ冬という季節にふんぎりがつく。
立川駅で青梅線に乗ると、すでに登山客で混み合っており座れなかった。奥多摩駅からのバスは増発された。奥多摩はこの登山ブームで、格好の冬山登山エリアになったようである。


ヨモギの頭より、七ツ石山など奥多摩の山々を望む

登山口の鴨沢周辺には雪がほとんどなかった

鴨沢

小袖からの登りにて、遠くに石尾根の稜線を見上げる

石尾根を望む

ブナ坂に向かう巻き道で、樹林が切れて雲取山が見える

雲取山が見える

登山者が行き交うブナ坂

ブナ坂

奥秩父の山塊を見ながら石尾根を行く

伸びやかな石尾根

奥多摩小屋前の休憩地

奥多摩小屋

雲取山への最後の登りにて、うっすらと雪化粧した奥多摩北部の山々を望む。左手前は天祖山

奥多摩の山も雪化粧

雲取山山頂は賑わっていた

賑わう山頂

鴨沢から出発。人は多い。小袖の駐車スペースもほぼ満車である。登山口に入り、単調な長い登りが始まる。ここの登山道は基本的に南に面しているので、人の歩いたあとは雪が溶け、夜に再び凍る。ツルツルになりやすいのだ。
冬に歩く人が多くなったのは、凍結の程度が年ごとにひどくなっていることからもわかる。開けた場所から仰ぎ見る石尾根の稜線は、少し白くなっていた。

今日はいつにも増して前後に人がいるので、どうしてもオーバーペースになってしまう。また、3連休の中日でもあるので、昨晩山荘に泊まった人の下山時間帯でもある。こんにちはの回数が多くなった。
堂所を過ぎると、積雪も10cmを越えるくらいになった。七ツ石分岐から巻き道を行く。歩く方向が西向きになって、風向きも変わるので気持ちが新たになるところだ。青空の先に飛竜山など奥秩父の山、そして最奥に南アルプスが見えた。北岳、間ノ岳、農鳥。赤石、荒川岳も見えている。この白い稜線はこの冬、まともに見れたのは初めてかもしれない。
ブナ坂で石尾根歩きとなる。広い眺めが続く。雪は南面のせいかあまりなくて、土がかなり見えていた。先週水曜日にある程度の雪が降ったと思うのだが、その前からの雪が残っているくらいにしか見えない。
今まで歩いた石尾根で一番の積雪量は2008年の1メートル弱、ついで2001年だった。2001年のときは降雪直後だったのでかなりの深雪という感じだった。ここ最近は降ってもあまり積もらない気がする。水分の多い雪が降りやすくなったのだろうか。
雪は少なくても、登りの尾根道はかなり足に負担が来る。今まであまりそういうことはなかったのだが、今日は最初のオーバーペースがたたったのか、少々バテ気味である。

奥多摩小屋にやれやれの到着。ベンチで食事を作って食べる。ほんの数十分の間でも、脇を登山者が次々と通り過ぎていく。賑わいだけは夏の雲取山と変わらない。

山頂へ向けて出発する。ヨモギの頭を越えて小雲取山への急登に差しかかると、気温がぐっと下がる気がする。積雪は増えず、指導標は根元まで見えている。
土が出た展望の稜線を歩いて雲取山山頂に立つ。やはり山頂が一番雪が深かった。それでも30cmくらいで、やや拍子抜けだ。でもこれくらいが歩くのに一番いいのである。
富士山、丹沢、奥秩父、シルエットになった南アルプス、今日も大きな眺望が得られた。山頂の三角点付近は若い人たちであふれている。
それにしても今日の登りは相当きつかった。よく休んで明日の石尾根縦走に備えなければ。

雲取山荘に下ると、山荘前に人の背丈を越えるくらいの大きなカマクラができていた。通された部屋は20畳くらいの大部屋だった。今までは同じ単独者どうして5,6名収容の小さな部屋があてがわれることが多かったのだが、今日は宿泊予定者が多いと見え、このような部屋割りになっているのだろう。
広い部屋は寒い。こたつに肩までくるまって山の話などをしながら時を過ごす。