タイトル
上高地-槍沢-槍ヶ岳-双六-新穂高
2007年8月11日(土)~8月13日(月)
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2週続けて北アルプスだ。先週は鹿島槍、別にゴロあわせをしたつもりはない。
しかし今年は那須の三本槍に登っているし、また大源太山も風貌は槍ヶ岳によく似ている。槍づくしの今年前半となった。

槍沢から槍ヶ岳に登り、西鎌尾根を辿って双六に至るコースは2000年に登ったときとちょうど逆だが、そのときとは季節も違い、それに何と言っても今回は最高の天気で、終始展望とお花畑に恵まれた山旅となった。
いいことずくめて締めたかったが、後半は大変なアクシデントに見舞われ、そういう意味で最も印象の深い北アルプス山行であった。

槍沢上部から槍ヶ岳
槍沢上部から槍ヶ岳
2007年8月11日(土) 晴れ、夕方霧 歩行時間:7時間10分
新宿都庁前・前夜23:00-[さわやか信州号(夜行バス)、沢渡乗換え]-6:00上高地6:25-7:07明神-7:50徳沢7:55-8:40横尾8:55-9:35一ノ俣-10:05槍沢ロッジ10:20-10:45ババ平10:50-11:17大曲り-12:10天狗原分岐-13:30坊主の岩屋-[休15分]-14:25殺生ヒュッテ(テント泊)

2007年8月12日(日) 快晴 歩行時間:5時間10分
5:40殺生ヒュッテ-6:15槍の肩-6:40槍ヶ岳7:05-7:30槍の肩8:00-8:45千丈沢乗越-11:17樅沢岳11:30-12:00双六小屋(テント泊)

2007年8月13日(月) 快晴 歩行時間:5時間30分
10:10双六小屋-11:35弓折岳分岐-12:05鏡平12:30-13:00シシウドが原13:05-15:10わさび平小屋15:20-16:20新穂高温泉16:55-[濃飛バス]-17:30平湯温泉17:45-[アルピコ特急バス]-19:20松本BS,松本駅20:02-[スーパーあずさ36号]-22:37新宿駅
マップ


●上高地から槍沢へ
8/11(土) 新宿~上高地~徳沢~横尾~槍沢~大曲り~殺生平  晴れ、夕方霧


新宿から夜行バス「さわやか信州号」で沢渡(さわんど)、そこから低公害バスに乗り換えて早朝の上高地に到着する。
夜行バスは、前回の蝶ヶ岳のとき全然眠れずひどい目にあったが、今回はそこそこ眠れた。アイマスクとイヤーウィスパーは山小屋でだけでなく、バスや電車の中でも最近は必需品である。

甲武信岳以来のテントを背負い、明神、徳沢に向けて出発。小梨平のテント場は盛況だ。
ここのところ天候も安定し、関東や中部地方の週間天気予報では、夏期には珍しい晴れ一発マークが並んでいる。お盆を前にして登山者や行楽客がどっと繰り出してきた。
横尾にて
横尾にて

空模様を気にすることはない。天気の心配を全くせず北アルプスを歩けるのも久しぶりだ。
足取りも快調で、徳沢まで1時間25分、横尾までは2時間10分と今までで一番のペースで歩けた。梓川沿いの気持ちよい道とはいえ、準備運動と割り切るにしてもあまりにも長い10kmの平地歩行だ。朝の涼しいうちに歩いてしまいたいところである。

横尾からは少し山道らしくなる。暑くもなく、寒くもない快適な道が続く。槍見ヶ原で槍の先っぽを見ることが出来た。
一の俣の橋を渡りちょっとした急坂を登る。槍沢ロッジへは10時過ぎに着いた。多くの人が休憩している。

当初はこの少し先のババ平でテントを張るつもりでいた。しかしまだ時間が早い。それにババ平は近くに小屋がないので、ビールは槍沢ロッジで買い込み、その分重荷の登りになる。
また、ババ平は展望がいいとのことだが、残念ながら槍ヶ岳が見えないらしい。
とは言え次の幕営可能地は殺生ヒュッテで、そこまでとなるとちょっと大変である。いろいろ比較検討した結果、今日は体調もいいのでこのまま先に進むことにした。水を補給して再び山道に入る。


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