~避難小屋から眺める錦絵巻の山~
タイトル
くりこまやま(1627m)
2003年10月5日(日)~6日(月)


須川温泉-名残ガ原-栗駒山-笊森山荘

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栗駒山頂から南面の展望
栗駒山頂から南面の展望

自然観察路コースからの展望
自然観察路コースからの展望
ガスから沸き立つ稜線
ガスから沸き立つ稜線
天狗平
天狗平(須川分岐)

●ようやく大展望の栗駒山頂
その日の夜は星も見えていたくらいだったが、朝になってにわかに怪しげな空模様になった。
栗駒山頂を見ると昨日と同じく、雲がまとわりついてはすごい勢いで離れていく、を繰り返している。ただ、今日こそは何とか山頂で展望が得られそうだ。

小屋を掃除し6時半に出る。水場を過ぎて、今日は自然観察路コースを辿っていく。オヤマリンドウやノアザミの枯れ花、コガネギクなどが咲き残っている。その周りには草紅葉が相変わらず鮮やか。

須川への道を分け登りに入る。周囲はハイマツ・ツツジなどの低潅木で、すぐ背後に岩手の山々がパノラマで一望できる。
今のところ栗駒山のピークもはっきり見えているが、この眺めがあそこまで持ってくれるか。

東栗駒山への稜線を分け本峰への最後の登りに入ると、またしても山頂にガスが流れ始める。そのまま何も見えない山頂にたどり着く。しかし今日は風が強い。時々陽射しも見えているのでこのまま粘ることにする。

やがてガスが切れ、みるみる周囲の山々が沸きあがってきた。南面の、艶やかに紅葉したたおやかな斜面が見事だ。いわかがみ平の方向には、真っ赤な色で敷き詰められた一角が見て取れる。
その下はまだ緑が多いことから判断すると、いわかがみ平周辺は紅葉のピークには若干早いように推察される。

東西に長い山頂を西に向かう。須川温泉方面は上から見るとやはり黄色が鮮やかだ。
いわかがみ平と須川高原、両者は同程度の標高ながらやはり北側の須川のほうが紅葉はきれいに感じる。

やっと山頂からの大展望を満喫出来た。須川から登って来た人ともすれ違うようになり天狗平に着く。下山は湯浜温泉コースを選ぶ。湯浜・温湯(ぬるゆ)の2つの温泉地を経てバスで帰るつもりだった。


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