焼山-姫次-蛭ガ岳-丹沢山-塔ノ岳-大倉 |
2004年末は、東日本の太平洋側でも広い範囲で雪となった。東京都心でも1cmの積雪を記録、雪景色の元旦は記憶にない。今冬はかなり降るかもしれない。
●凍てつく苦しい焼山への登り
早朝の中央線で、ネットで知り合ったもりのふうさん夫妻に偶然会う。行き先を聞くと「小さい山」としか答えてくれない。果たしてどこへ? 相模湖駅からバスに乗り、三ケ木(みかげ)で月夜野行きに乗り換える。このバスは平日便のみだったが、昨年土休日の運行が復活した。しかし午前は三ケ木を6時50分発の1便しかなく、いやおうなく早朝のアプローチとなる。 乗客は自分を含め3名の登山者のみ。 まだ薄暗い中焼山登山口バス停から登山開始となる。丹沢北麓の寒村は雪もいっぱい残り寒々としている。 月夜野方向に少し進むと、左上方に焼山が見えて来る。指導標に従って小道に入り、林道からしばらくの歩きで右手の山腹につけられた登山道に入る。林道から先はずっと雪道である。 植林の中をジグザグに登り、右から西野々の道を合わせる。積雪は10cm程度。この道は東海自然歩道として整備されているのだが、しょっぱなからの雪の道で、1年ぶりの足裏の感触になかなか体がついていかない。 暗く、寒い植林の道はやがて急登に変わっていく。そろそろ焼山かと思っていたら、切り開きから覗いた山頂部はびっくりするほど高い。これは年初から大変な山行になりそうだ。 |