~霧に煙る紅葉の長沢背稜~
タイトル
とりたにやまからかわのりやま
2003年10月26日(日)~27日(月)

小川谷林道-酉谷山-長沢背稜-
蕎麦粒山-川苔山-赤杭尾根
マップ
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2003年10月26日(日) 晴れ後曇り
新宿駅5:18-[中央線、青梅線]-7:17奥多摩駅7:25-[バス]-7:53東日原8:00-8:20日原鍾乳洞-8:50ゲート-[途中車に拾われる。2kmほど乗車]-9:45小川谷林道終点9:55-10:20三又10:25-11:10霧旧酉谷小屋跡11:15-12:20酉谷山避難小屋12:50-13:05酉谷山13:35-[西の肩経由]-14:30避難小屋(泊)歩行時間:5時間

2003年10月27日(月)曇り一時晴れ
6:30酉谷山避難小屋-7:15七跳山下-7:45ハナド岩8:00-8:35一杯水避難小屋9:05-10:00仙元峠10:05-10:25蕎麦粒山10:45-11:30日向沢ノ峰11:40-12:00踊平-12:50川苔山13:35-14:40赤杭山下-15:10川井分岐-16:00古里駅16:57-[青梅線、中央線]-18:46新宿駅 歩行時間:7時間25分

●黄葉眩しい沢沿いの道を登る
2年半ぶりに長沢背稜を歩く。東日原から日原鍾乳洞まで車道歩き、その後も2時間ほど小川谷林道を緩やかに登るコースだ。
てくてくと歩いていると車が停まった。青梅在住の方で少し乗せてくれるという。キノコを採りに来たそうだ。

喜右衛門坂の黄葉
喜右衛門坂の黄葉
林道崩落地の手前で下りる。ここで崖崩れが起きてからもう、かなりの年月が経っているように思う。涸れ沢にいったん下り、大きくカーブしている林道の先に再び上がる。
林道終点の広場に着く。真っ青な空。周囲は植林地が多いが、その先に見上げる稜線は紅葉が鮮やかだ。今年は天候不順で紅葉の色付きもいまいちかと思っていたが、そんなこともないようだ。

小川谷から三又を経て骨谷、酉谷と沢沿いの道を上がって行く。最初の高巻きの道は高度感があり少し緊張する。
落葉樹林の豊かな登路。三又あたりも紅葉にはまだ早いが、上部の樹林帯に目を凝らすとやはり色付いている。

これ以降は喜右衛門坂(きえもんざか)と呼ばれる沢沿いの道が続く。沢をまたいだり、高巻いたりして高度をどんどん稼ぐ。それに比例して樹林の色付きも賑やかになってくる。このへんはミズナラやシオジ?の黄葉が多い。真っ黄色に染め上げられている場所もあり、思わず写真に収める。

酉谷小屋前からの展望
酉谷小屋前からの展望
酉谷山西の肩
酉谷山西の肩

旧酉谷小屋跡を過ぎると沢水も涸れ、両側に笹の茂る急登が始まる。傾斜がきつくペースがガクンと落ちる。
刈り払い道が3本に分岐している場所があって、どの方向に進むべきかわからない。踏み跡の一番はっきりしている左側を登る。正解だった。

植林が再び現れ、傾斜が少し緩む。やがて酉谷山避難小屋の屋根が見えて来る。
日曜の午後、小屋には誰もいない。前回泊まったときは埃っぽく、やかんなどが置いてあって雑然としていたが、その時に比べてずいぶんきれいになっている。おまけに銀マットや毛布が何枚もある。
これで無料で泊まれるのだから、維持管理されている東京都の方に大いに感謝しなければならない。利用する登山者のマナーも向上してきたのだろう。

重い荷物は置いて、酉谷山を目指す。久々の長沢背稜、標高1700mの稜線はすでに葉を落とし始めている。しかしこの付近を歩いて思うのは、奥多摩はやはり晩秋から初冬の雰囲気が一番似合うということだ。静かで、時が止まったよう。
酉谷峠から尾根の背に上がり、酉谷山頂までの緩い登りの道。距離は短いが、ここが一番いい。他の山域ではなかなか味わえない雰囲気を持っている。

酉谷山山頂(1718m)から石尾根、タワ尾根などを展望する。富士山の方向は雲に隠れて見えない。頭の上にもどうやら雲が大きくかかり始めてきた。天気は下り坂。
酉谷西の肩を経由して小屋に戻る。大きな窓から望まれる石尾根の稜線も、次第に雲に覆われていく。

宿泊者は結局自分一人だった。6時に寝て翌朝5時起き、10時間以上眠ったのは何ヶ月ぶりか。


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