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2010年10月23日(土)
| ◇ | | 代々木駅 | 5:16 |
| 中央線 |
5:55 | | 立川駅 | 6:04 |
| 青梅線 青梅駅乗換 |
7:17 | | 奥多摩駅 | 7:25 |
| 西東京バス |
7:45 | 東日原 | 7:55 |
8:20 | 一石神社 | ◇ |
9:15 | 一石山 | ◇ |
10:00 | 金袋山 | 10:10 |
10:35 | 篶坂ノ丸 | ◇ |
11:20 | ウトウノ頭 | 11:35 |
12:45 | 長沢背稜縦走路 |
13:00 | 滝谷ノ峰 | 13:25 |
13:45 | 長沢背稜縦走路 |
14:45 | | 酉谷山避難小屋 避難小屋泊 |
2010年10月24日(日)
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5:55 | 酉谷山避難小屋 |
6:10 | 酉谷山 | 6:35 |
7:00 | 避難小屋 | 7:30 |
8:20 | 七跳尾根分岐 | ◇ |
8:55 | ハナド岩 | 9:10 |
9:35 | 三ツドッケ | 9:50 |
10:05 | 一杯水避難小屋 |
11:25 | | 東日原 | 11:35 |
| 西東京バス もえぎの湯立寄り |
11:50 | | 奥多摩駅 | 14:20 |
| 青梅線 青梅駅乗換(特快) |
15:27 | 新宿駅 | ◇ |
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朝6時前、酉谷山を往復するために荷物を置いて小屋を出る。
まだ日が差さない暗がりの時間だが、秩父側が見える稜線に立つと、紅葉がきれいだった。風の音だけ聞こえる、凛とした空気の中、緩い坂を登って酉谷山頂上へ。
ここは東京都で最北の地、静けさにおいてはどこにも負けない。10年の間にタワ尾根はずいぶん雰囲気が変わっていたが、ここ酉谷山はいつ来ても同じ佇まいだ。
南面からは石尾根と富士山が、屏風絵のように黒々とした姿を見せている。ボーっと眺めているとつい時間が過ぎてしまう。
酉谷山頂上
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小屋に戻ると、もう皆出発していて、自分のザックだけが残っていた。
ここに泊まる人は、ロングコースを行くことが多い。雲取山や熊倉山への縦走、または県境尾根を歩いて川苔山とか、棒ノ嶺まで足を伸ばす人もいたようだ。
矢岳や仙元尾根といったマイナーな道もある。
自分は矢岳には登っていないので、いずれこの小屋を拠点にして歩いてみたい。
| 朝焼け |
| カエデ色づく |
| 優しげな黄葉 |
| 長沢背稜を行く |
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今日は思った以上に天気が悪そうだ。日が差さないと紅葉も余りパッとしない。当初は芋木ノドッケから三峰に下ろうと思っていたが、空模様のこともあって、今日は早めに下ろうという気になった。
長沢背稜を東進していく。七跳尾根分岐付近は広葉樹が多く色づきもまあまあだが、それ以降は高度が少し下がるため、紅葉は未だしの印象だ。
ハナド岩に出て好展望を楽しんだ後、三ツドッケへの踏み跡に入る。12年前にくぐった笹のトンネルは、今はほとんど枯れ切っている。長沢背稜の稜線上は元来、笹薮の部分が多いため、登山道は少し下がったところにつけられている。今回も登山道を歩いてきたが、これだけ笹が退化してしまうと、稜線伝いに歩くのもそう大変なことではないのかもしれない。
三ツドッケ頂上は、木が切られて広い展望が得られるようになった。ここ中央峰の北側にあるもうひとつ顕著なピーク(三ツドッケ北峰と呼ばれている)も紅葉がきれいだ。長沢背稜からの踏み跡ががあるそうなので、いつか登り詰めてみたい。
日本各地の山に目移りするようになって、奥多摩へ足を運ぶ回数は減ったが、この長沢背稜付近のバリエーションルートは、歩いていない部分がいっぱいあることに気づいた。笹も少なくなったことだし、この冬はいくつか挑戦してみたい気になった。
一杯水避難小屋に下る。小屋の壁が白色に塗られていた。中を覗くとストーブが撤去されていた。不慮の火災を用心してのことであろうか。
まだ緑濃いヨコスズ尾根を下る。こちらの尾根にはクリのイガイガがたくさん落ちている。ただし中身はどれも空っぽだった。山の動物にとって、冬篭りのための栄養になっただろうか。
今年は日本各地で、餌となるドングリが不作のため、熊が人里に下りてくる事件が頻発している。今回のタワ尾根~長沢背稜、ヨコスズ尾根には樹林の傷や熊棚など、熊の存在を示すサインは見つからなかった。
檜の植林沿いの長い道を抜け、滝入ノ峰への踏み跡を見ると麓までもう少しとなる。最上段の民家の脇を通るとほどなくして、真下に東日原のバス停が見えてきた。
お昼前に下山出来たので、今日はもえぎの湯に入っていこう。奥多摩駅からもうひと歩きして、混雑前のもえぎの湯でゆったりした時間を過ごした。
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