~踏み跡を辿る避衆の登路~
8:28中央本線上野原駅-[バス]-9:30飯尾9:35-10:05大羽根峠10:10-10:45大羽根山-10:10・1063m峰-12:10大沢山12:15-12:35三頭山(中央峰・東峰)14:05-14:15神楽入ノ峰-15:00巻き道分岐-15:15小焼山-15:25向山分岐-15:40尾根を離れる15:45-16:00鶴峠16:30-[バス]-16:55小菅の湯17:58-[バス・大津久乗換え]-18:40奥多摩駅 歩行時間:5時間15分 |
下りは鶴峠への道を使う。この道は自然林の多い尾根道で、中腹あたりのブナが特に印象深い。 樹林ウォッチングとしては、三頭山の道の中でこの道が一番と思う。下山後の交通がよくないので人は少ない。 下り始めはミツバツツジが多いがブナはそう見られない。鮮やかなグリーンシャワーの中、小さなアップダウンはあるが総じて傾斜はなめらかだ。 南面の展望が得られる神楽沢ノ峰(1447m)、雲が多くなり富士山は望めない。さらに高度を落とすとブナが多く見られるようになる。Y字型の巨大ブナはおそらく直径2m位はあろうか、このへんでは一番の大ブナである。 巨大ブナから少しで、奥多摩湖からの登山道であるヌカザス尾根からの巻き道が合わさる。この巻き道も自然林が素晴らしい。今日はこのまま直進する。 巻き道合流点を過ぎ、道が右にカープするところで、ビニールテープに従い左の尾根に登る。2,3の小突起の後、小焼山(1322m)に到達。しかしヤブがひどい。とりたてて登るほどのピークではない。
小焼山の尾根上はヤブなので急斜面を右に下り、すぐ下の登山道に戻る。向山への分岐に着く。この道を使うと、向山を経て西東京バスの通る余沢に下れる(奥多摩マイナールート参照)。 以前はヤブがちの道だったが今は木道などが出来てかなり整備されたようだ。分岐のところも指導標が立ち、まだ真新しい木道が光っている。 分岐を見送るころには、こちらの鶴峠道も遊歩道のように歩きやすくなる。自然林が続く中、道は左へ尾根を外れる。久しぶりの植林帯を経て鶴峠に下り立つ。
30分ほどの待ち時間でおもちゃのようにかわいい村営バスに乗り、小菅の湯に向かう。ハーブ湯や五右衛門風呂が出来て、小菅の湯もちょっと都会のスーパー銭湯っぽくなってしまった。 しかしお湯はいつもながらいい香りがする。タオルやガウンがオプションとなり、値下げされたのもうれしい。 今年もやはり、新緑の時期のこの山を登り残すことは出来なかった。今度は6年ぶりに紅葉の時期にも歩いてみようと思う。 |