~南九州の名峰を歩く~
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●第1日・宮崎空港からえびの高原へ
九州の山は昨年3月の由布岳+九重連峰に続いて2回目だ。
朝6時25分羽田発宮崎空港行きの飛行機で行く。この便は特割が利いて20000円だった。

えびの高原キャンプ場
えびの高原キャンプ場

宮崎空港は前の道路にヤシの木が並んで、南国の雰囲気だ。やはり暖かかった。空港から宮崎交通バスで2時間半、えびの高原に着く。

えびの高原は行楽客で賑わっている。ミヤマキリシマの季節には少し早いのにこの人出か。満開の頃はさぞかし大賑わいだろう。
道路の向こうには韓国岳の大きな姿がある。


●えびの高原の3池を散策
荷物を少なくするため、この日は自炊はしない予定でいる。昼食を駐車場脇の食堂で済ませ、10分位歩いてキャンプ地まで行き先にテント設営する。えびのキャンプ場はすでに、オートキャンプのテントがたくさん張られていた。久留米大学の団体のテントもあり、テントはほとんどが5人以上は寝れる大型のものだ。自分の小さな2人用テントはここでは場違いかなと思ってあたりを見渡すと、ツェルトや1人用テントもいくつか張られていた。

この日は、近場の3つの池を巡る散策コースを歩く。この辺は標高1200m弱で、新緑はようやく上がってきたくらい。新緑の上がるスピードは関東付近とそう変わらない気がする。
散策コースといっても、白鳥山へ登るのに標高差200mの道を歩くが、急なところはなく、気持ちのいい散歩道だ。ズック姿の子供や、空身の人も多い。ハルリンドウの青紫色が道脇によく咲いている。

六観音御池を前景に横たわっている甑岳(こしきだけ)の台形の形が面白い。御池の池面はきれいな青色だ。
コースをぐるっと周遊し、硫黄山付近に着く。硫黄の匂いがする。ところどころ煙が立っていて、奇岩の目立つ斜面は何だか日本でないような気がする。
白紫池と韓国岳
白紫池と韓国岳

キャンプ場へ戻る途中のススキの原で、鹿の群れを見る。このへんまではまだにぎやかで、かなり人慣れしているようでカメラを向けても逃げない。それにしても枯れススキの中でいったい何を食べているのだろう。

夕食も外食の予定だったが、ここで失敗。夕方6時ではもう食堂が閉まっていた。しょうがないのでまだ開いていたみやげ物店で炭焼き地鳥とまぐろのくんせい、さつま揚げを買い込み、それをおかずに自炊することにした。ご当地の特産物を肴に自炊と酒、これは珍しいキャンプ形態だろう。おかずはとてもうまかった。

甑岳と六観音御池 アブラチャン
甑岳と六観音御池 アブラチャン

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