~梅雨の晴れ間、強風と青空の高山漫歩~ 甲子温泉から那須連峰縦走 2003年6月20日(金)~21日(土)
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6月第3週の週末は、貴重な梅雨の晴れ間となった。好天の下の山行が約束されているようなので、展望の素晴らしい栃木県・福島県境の那須連峰の縦走を計画した。 ロープウェイを使えば日帰りでも巡れる山ではあるが、福島県からの縦走路をたどり、立派な避難小屋で一泊することとした。 なお、那須岳とは周辺の山々の総称であり、一般的には茶臼岳・朝日岳・最高峰の三本槍岳の三座を那須連峰の主峰としている。
●甲子温泉の登山口へ 白河駅からバスで新甲子(しんかし)温泉に向かう。青空が覗くが、那須岳の姿は雲に隠れていて見えない。山に近づくにつれ、黒い雲があたりを覆い出したと思ったら、ついに雨粒がバスの窓をたたき始めた。
終点の新甲子温泉バス停(高原ホテル前)で降りる。ここから1時間ほどの車道歩きとなる。傘をさすほどの降りではないが、正面に見えている稜線は雲の中だ。 阿武隈川のせせらぎに沿って進む。やがて甲子(かし)温泉に着く。昔ながらの宿という感じで、ここから先は山道しかないといった雰囲気をかもし出している。今日は平日、それほど混んではいないだろう。こんな天気だし、ここで1泊するのもいいと思った。 しかしやはり、今日は山に入ろうと思い直す。明日にかけては梅雨の中休み、天気予報によればカラッとした晴天となる...はずである。 |