~那須連山を望むカタクリの山~ もむらやま(1085m) 2006年5月4日(木) 晴れ時々曇り 8:10JR東北本線黒磯駅-[バス]-8:35穴沢農協前バス停-9:00光徳寺-9:40林道-10:00展望地-10:40百村山11:20-[撮影1時間]-12:50林道-13:20光徳寺-13:45松原バス停13:58-[バス]-14:10深山ダム入口[幸乃湯温泉]16:27-[バス]-17:00黒磯駅17:11-[東北本線]-18:01宇都宮駅(市内泊) 歩行時間:3時間30分 |
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小さな上り下りを繰り返すうちに、笹の中にカタクリが顔を覗かせ始める。送電鉄塔基部あたりでは、一段下の所に群落をなしている。 笹原の中をさらに進み、左手に送電線巡視路を分けるといよいよ登山道周辺にもカタクリの群落が現れ始めた。しかしこのへんで写真を撮るのに夢中になるわけには行かない。今日はピストン行程だし、いい場所にめぼしをつけておいて帰りに撮ればいい。 と思っていたら、少し先の笹の薄くなった斜面に大群落が待っていた。結局コースタイムを若干オーバーして百村山頂上にたどり着いた。 10名ほどの登山者、笛を吹いている人がいる。樹林に囲まれた小広い頂上には何と残雪があった。 例年だとカタクリの時期には、ここから先のサル山・黒滝山あたりはまだ残雪は豊富だそうだが、百村山に雪が残っているのは最近では珍しいそうだ。 そして頂上にもカタクリがそこかしこに咲いている。百村山は頂上部から下100mあたりにカタクリが集中している。 一昨年の高旗山、その前の鳥屋山(いずれも福島県)もカタクリの多い山だったが、今年もいい場所に登ることが出来た。ここは規模こそ他に及ばないものの、山頂部に集中して咲いているということが珍しい。
山頂でのんびりくつろぎ、下山にかかる。と言っても先ほどの斜面に戻り写真をしばらく撮り続ける。 他の登山者は皆下ってしまい、自分が最後となったようだ。時間は十分にあるのでゆっくり下る。 帰りは光徳寺に立ち寄ってみる。500年近い歴史を持つ曹洞宗の寺院。古刹らしい歴史を感じさせる造りで、参道の杉並木も短いが立派だ。ニリンソウやシャクナゲ、ショウジョウバカマが境内に咲いていた。 穴沢に戻らず、県道を北へ進む。適当なところで板室街道に戻ると松原バス停だった。バスで幸乃湯温泉に寄る。 かけ流しの源泉で打たせ湯は豪快、雰囲気もなかなかいい。泊まってみたいが、ゴールデンウィークの宿泊はままならず、今回はビジネスホテルの宿泊で我慢する。 バスと電車で宇都宮へ。翌日は日光だ。 |