~日光の名峰を背景にアカヤシオ~
タイトル
なきむしやま(1104m)
2006年5月5日(金) 晴れ

6:00宇都宮駅-[JR日光線]-6:43日光駅6:45-7:15登山口-7:25天王山神社-7:50神ノ主山8:00-9:00鳴虫山9:45-10:07合峰-10:37独標10:42-11:05林道-11:15発電所-11:40やしおの湯13:20-13:35清滝一丁目バス停14:00-[バス]-14:40東武日光駅15:59-[東武日光線]-17:02栃木駅17:45-[JR両毛線]-18:29桐生駅(市内泊) 歩行時間:4時間10分

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日光市街と赤薙山

木の根張り出した道

鳴虫山頂上


ゴールデンウィークに日光とは、人ごみの中に揉まれに行くようなものだ。けれど今の時期、アカヤシオを求めて一度は登ってみたい。
鳴虫山の他に薬師岳~三ノ宿山、夕日岳などを検討したが、今年は咲き出しが遅いだろうと予想して、一番標高の低い鳴虫山に登ることにした。

この風変わりな名前は、この山に雲がかかると雨が降るという言い伝えから付けられたものらしい。登山道の一部は、隣りの薬師岳の山稜とともに日光修験道の道として古くから歩かれてきたという。

宇都宮駅から始発のJR日光線。まだ行楽客の時間帯ではない。静かな日光駅から出発。
市街地を少し歩く行き方もあるが、駅前の酒屋の横の路地に入ってすぐに川沿いに出る。
橋を渡らず右折し、少し歩くと小さな橋があり「志渡淵橋」と書かれている。この名前の橋を渡ればいいはずであるがどうも様子が違う。渡った先は墓地で行き止まりだ。ためしにもうひとつ行ったところの橋も同じ志渡淵橋であった。こちらには鳴虫山を示す標識も立っている。

橋を渡って少し行ったところが鳴虫山登山口だ。登り出しから淡い新緑の気持ちよい道。すぐに高度を稼ぎ天王山神社。日光市街地の眺めがよい。
ここから杉林の登山道が続く。始めはそれほどでもないが、この山は結構アップダウンが多い。右半分が雑木となるが展望はなかなか得られない。少しあたりが開けたと思うと、最後のひと登りで神ノ主山(842m)に登りつく。
南面は杉林に覆われているが、反対側は日光連山がパノラマで眺められる。男体山や大真名子山・小真名子山、女峰山など、どれも頂上付近にいくらかの残雪をしたためている。

高度を上げ、ようやくアカヤシオが見られるようになる。が、登山道からは離れたところばかりで近づいて見ることが出来ない。それに、噂ほどたくさん咲いていない気がする。今年は奥多摩も、西上州もアカヤシオが少ないとのことだ。昨年がツツジの当たり年で、その反動が今年にきているのかもしれない。

アカヤシオと大真名子山
アカヤシオと大真名子山

正式な登山道は主に左側の杉林に沿ってつけられている。自然林の右側は木の根が張り出し歩きにくい。ちゃんと登山道の上を歩くべきなのだが、歩くコースはどうしても自然林に近い右側に寄ってしまいがちだ。
そのうち足元にカタクリが現れ始める。昨日飽きるほど見たにもかかわらず、別の山で見るカタクリはやはりまた違った表情、趣があって興味深い。

登山者もどんどん多くなってくる。日光旅行のついでにちょっと登ってみようか、という風のほとんど手ぶら状態の人も登ってくる。アップダウンを繰り返して鳴虫山頂上に着く。

頂上の展望台のすぐ前にあるアカヤシオの木は満開で、すぐ目の前で見れる。今まで至近距離で見れなかった分、取り返した感じだ。
アカヤシオを全景に男体山、大真名子山、女峰山の展望が得られる。ガイドではそれほど展望は期待できないようなことが書かれていたがそんなことはない。木の葉が茂っても男体山の展望はありそうだ。

憾満ガ淵への下山路は、出だしはかなり急降下の階段道だ。ここでもかなりの数のカタクリが咲いている。今回はアカヤシオよりもカタクリの山という印象のほうが強い。
ヤセ尾根を下って登って、芽吹き間もない気持ちよい尾根歩きになる。樹林を透かして日光市街地や男体山などの高峰群が眺め渡せる。

急坂が多いので、こちら側を登路とすると大変そうだ。しかし山登りとしては、道も樹林の雰囲気もこちらのほうが山らしさがあるので、あえてこっちをじっくり登ってみても面白いかもしれない。そう思うのは自分だけではないようで、登ってくる人と何人もすれ違う。


頂上のアカヤシオ

カタクリ

カラマツとバックに男体山

合峰(1084m)を過ぎ高度を落としても、まだカタクリが道の両側に咲き続けている。独標(925m)を越えて新緑鮮やかなカラマツを見ると、檜の植林の中の急降下となる。
林道を2回まだいでシュー、シューと車の走る音のする宇都宮道路が見えてくる。

発電所の建物の手前でT字路に出る。憾満ガ淵は右だが左折してやしおの湯まで歩く。宇都宮道路から離れるとあたりは急に静かになる。途中でニリンソウの群落に出会う。

賑わう日光駅前

やしおの湯に入り、後はここを通るバスで効率的に日光駅に帰る予定であったが、交通渋滞によりやしおの湯経由のバスは運休だと。ピーク時の日光の混みようはわかっていたつもりだが、バスを運休させてしまうほどとはびっくりだ。
仕方がないので清滝一丁目バス停まで歩いて、通常のバス便を使うことにする。しかしこれも20分ほど遅れて来て、さらに日光市街地に近づくと大変な渋滞。結局バス停から東武日光駅までの短い距離で40分近くかかってしまった。

一泊で帰るつもりであったが、天気予報を見ると明日もいい天気の模様。予定を変更し桐生のビジネスホテルに泊まり、翌日鳴神山へ登ることにした。



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