- 大滝を経て小中駅まで歩き通す(14:00)
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八重樺原付近から袈裟丸山の見納めをし、新緑の登山道を下って行く。
郡界尾根登山口から登って来る人とひっきりなしにすれ違う。八重樺原からはけっこうな登り詰めの道で大変そうだが、あのアカヤシオを見れば、皆報われることだろう。
今日はゴールデンウィーク後半戦の最初の日。袈裟丸山が1年で最もにぎわう日になるのではないだろうか。
登山口に下り立つ。車が止まれそうなスペースはどこも満杯だ。
車を使わない登山者にとっては、これからが大変な行程。わたらせ鉄道小中駅までの3時間近い道のりを、林道・車道ぶっ通しで歩かなければならない。
靴の紐を緩め、萌えるような新緑の山を眺めながら、のんびり下るとしよう。
大滝あたりになると行楽客と車でけっこうな混み具合になる。カメラを持っている人に聞くと大滝にはシャクナゲが咲いているようであるが、もう山を下りてしまったので、わざわざ見に行く気が起こらない。
追付橋バス停に着いたのが13時前。バスは2時間以上待たないと来ない。やはり小中駅まで歩く。あと1時間ほどだ。
駅に近づくにつれ、緑の山のたおやかな稜線が見えてきた。半月前に登った鳴神山の北側の山稜だ。登った群馬の2つの山が、とりあえず線でつながった。
小中駅には14時着。食料品店でパンと牛乳を買う。わたらせ渓谷鉄道で水沼駅に出て、「水沼温泉センター」に入る。ここは珍しいことに、駅のホームにある温泉だ。駅から本当に徒歩0分。
まだ明るいうちに帰れそうだと思っていたが、何とわたらせ渓谷鉄道が信号機故障で1時間足止め。帰宅は夜8時を過ぎてしまった。
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