山の写真集 > 谷川岳・越後・信越 > 坂戸山
  • -すぐ登れる展望の尾根道-
  • 薬師尾根登山口-坂戸山-大城
  • 越後
  • 新潟県
  • 坂戸山(634m)
  • 2013年4月29日(月)
  • 5.1km
  • 2時間25分
  • 459m(登山口-坂戸山)
  • 龍氣別館(前日泊)
  • 龍氣別館
  • マイカー
天気1

 

地図
2013年4月29日(祝)前日泊
18:00 龍氣別館(六日町) 6:45
  県道131号他
7:10 薬師尾根登山口 7:20
7:30   尾根
8:20 坂戸山
8:40 大城 9:20
9:40 坂戸山 9:45
10:25 登山口
  国道17号他
10:55 六日町IC
  関越自動車道
13:35 練馬IC

 

天気もよいようなので、六日町に泊まって翌朝、坂戸山に登ることにした。泊まった「龍氣別館」は安くて温泉もよかった。
カタクリの山として知られた「天地人」直江兼次の築城の山だが、カタクリには少し早いかもしれない。昨日の守門大岳は雲多く山頂は肌寒かった。坂戸山も眺めのいい山でもあるし、暖かな山頂からの展望を期待して登る。

前日の守門大岳へ


坂戸山山頂から、魚沼川流れる南魚沼の田園地帯を見下ろす。背後は苗場山

薬師尾根の桜並木は開花

桜開花

イワナシ

イワナシ

薬師尾根の山頂近くは芽吹きが始まる

芽吹き盛ん

カタクリ(坂戸山~大城間)

カタクリ

イワウチワ(坂戸山~大城間)

イワウチワ

宿から薬師尾根登山口まで車でほんの10分程度の距離だったが、登山口の入口がわからず民家の間を行ったり来たりしてしまった。
神社前の駐車場にはすでに数台の車が。地元のおじさんだろうか、「今日は県外ナンバーばかりだなあ」と笑っている。
尾根道が雪解けの最中であるかもしれないと思い、スパッツを着けて出発。社を抜けて桜並木の坂道を登る。桜はちょうど開花したところだ。
尾根に上がるともう、前にも後ろにも登る人、人。ハイキング姿の人もいるが、多くは散歩の延長で上り下りしている、手ぶらの人たちである。若い人からお年寄りまで様々だ。また、昨今はトレイルランの人も加わったので朝から賑わう山となっている。

足元にはイワウチワ、カタクリもあちこちに咲くが、今の時期はイワナシが多い。タムシバやミツバツツジはまだあまり多くない。金城山や巻機、遠くは飯士山まで見渡せる展望の開けた、階段混じりの急坂を詰めていくと、早くも山頂が近くなる。

カタクリ(坂戸山~大城間)

カタクリ

八海山をバックにタムシバ咲く。左遠景の雪山は守門岳

タムシバと八海山

多くの人が行き交う薬師尾根

賑わう尾根


スミレサイシン、タチツボスミレもようやく目にし、坂戸山山頂に着いた。反対側には八海山や中ノ岳がよく見える。気温が上がりもやっとしているのが残念といえば残念だが、今日はこれで十分満足のいく眺めである。
山頂から、雪が残っている大城まで尾根伝いに歩く。この部分は縦走路と言うには短すぎるが、展望のよいヤセ尾根で咲く花も多く、なかなかいい道である。イワウチワ、カタクリが増えてヤマザクラ、オオカメノキほかマンサクも咲き残る。

着いた大城も展望満点の地である。小広い平坦な場所だが、ところどころ段差がある地形は城郭特有の土塁の跡だろうか。
一帯は雪の溶け始めで、ここがカタクリの紫色に埋まるのはもう少し先のようだ。金城山を真正面に見て少し休憩する。

下山は来た道を戻るだけだ。登りの時にも増して、登山者が引きも切らずやってくる。山頂から東の尾根を行く城坂コースが崩落で基本的に通行止めになっているため、薬師尾根に人が集中しているようだ。
登山口に下りたのはまだ10時過ぎだが、明日からまた仕事で今日は高速の渋滞に巻き込まれたくないので、早めに帰京することにしていた。

今年の越後の春山は、新緑のブナ林とは縁遠かったが、雪山をたくさん見られた楽しい2日間だった。さてGWの後半をどうするかまだ決めていない。行きたい山をあれこれ思い描きながら関越トンネルをくぐり、雪のない関東に戻る。

前日の守門大岳へ