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柏原新道-爺ヶ岳-鹿島槍-八峰キレット-五竜岳
2007年8月5日(日)~8月7日(火)
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●展望の遠見尾根を下る
8/7(火)五竜山荘~遠見尾根~アルプス平~とおみ駅~白馬駅  晴れ時々曇り

遠見尾根のミヤマアズマギク
遠見尾根のミヤマアズマギク

3日目は余力があれば岩稜の大黒岳経由で唐松岳、そして八方尾根を下ろうかとも思っていた。しかしもう岩尾根はお腹一杯。

そして今週末、場所は決めていないがテント山行をする予定だ。今日はおとなしく、6年前と同様に遠見尾根を下ることにする。

この道も初めは岩がちだが高山植物が多く、そしてなんといっても鹿島槍・五竜岳の展望台の道である(前回はガスで何も見えなかった)。

高山植物はここにはチングルマ・クルマユリ・ハクサンフウロなどが目立つが、一番の見所はミヤマアズマギクである。これほどの群落は6年前の白馬岳あたりでもそうなかったように思う。

朝日に赤くなる五竜岳
朝日に赤くなる五竜岳
遠見尾根から鹿島槍
遠見尾根から鹿島槍

そして振り返れば鹿島槍と五竜岳が、いつまでも姿を隠すことなく見送ってくれている。またおいでと言っている。やっぱり来週も北アルプスにしよう。

中遠見山(2037m)あたりまで高度を下げるとさすがに暑くなり、今まで涼しい地にいたことを改めて気づかせてくれる。ゴンドラ駅のアルプス平は一面シモツケソウで敷き詰められていた。

テレキャビン(ゴンドラ)であっという間に下界のとおみ駅。とたんに汗が噴き出す。そういえば、今回は稜線上では八峰キレットを含め、疲れはしたが汗をかいた記憶があまりない。道はゴツゴツでもそこはやはり雲上の楽園。日本の一番の避暑地はやはり山の上なのである。
それにしても、あまりにも早い時間に下ってしまった。10時まで五竜エスカルプラザの入浴施設が開くのを待つ。

周遊バスでJRの白馬駅へ。雲の切れ間から、青い空と八方・白馬方面の残雪のラインが見え隠れしている。北アルプスの夏はこれからが本番。梅雨が長かった分、爽やかな青空の出番も同じくらいあってほしいものである。



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