~ブナに包まれた会津の名山~ しづくらさん(1234m) 2004年10月22~23日(土)曇り 間方~登山口~二子岩コース~志津倉山~細ヒドコース |
今年は3年ぶりに、福島・会津の紅葉山行を楽しんだ。 志津倉山は会津でも新潟に近い三島町にあり、化け猫の伝説や雨乞いの山として古くから知られていた山である。 ただでさえアプローチの不便な只見線沿線の中でも最も奥地に位置するため、初日は三島町の宿に入るだけとなり翌日登山をした。 2つ目の山は大戸岳で会津若松市の最高峰だ。会津盆地に鎮座する根張りの大きな堂々とした姿は、会津鉄道からも雄大な姿で捉えられる。翌日の大戸岳へ 志津倉山の雨乞岩
初日は久しぶりに野岩鉄道・会津鉄道を使ってのアプローチだ。平日なので混雑もない。 会津田島駅からの快速「AIZUマウントエクスプレス」は特急仕様の車両でゆったり座れる。会津なのだから「AIDU」が正しいような気もするのだが。 会津若松駅からはローカル線の代表、もちろん単線の只見線で会津宮下駅まで。広大な会津盆地からだんだんと高度を上げていく。 今日の天気は日本海側から気圧の谷が接近・通過するとのこと。会津若松あたりまではよい天気だったのだが、列車が西進するにつれて雲が多くなり、今にも雨が降って来そうな空模様に変わった。同じ会津でも西と東でまるきり天気が違う。 只見線の車掌は車内放送で各停車駅の紹介や観光の説明をしているが、まだ不慣れでたどたどしい口調。会津宮下駅ではけっこうな数の人が下車する。 こじんまりした駅舎を出ると、広場に町営バスが停車している。明日の足はこれになる。 只見川のほとりにある「栄光舘」に今夜は泊まる。到着するなり外は大雨になった。予報では夜半に止むらしいが、これほどの降りになるとは意外だ。本当に止んでくれるのか心配になる。 今の季節は特に、日本海側で気圧の谷が通過する時、このようなかなりの悪天になる。関東など太平洋側の雨模様とは程度が違う。山に登るなどとはもってのほかと感じる。 |