~錦色に染まる南部片富士~ いわてさん(2038m) 2005年10月9日(日)~10日(祝) 7:30馬返し登山口7:40-8:25一合目8:35-9:10三合目9:20-10:00五合目10:10-10:30六合目10:40-11:05七合目11:10-11:25八合目避難小屋11:50-12:40岩手山13:15-[お鉢回り]-13:45避難小屋(泊) |
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●馬返しから紅葉の山肌を急登 馬返しの駐車場にはたくさんの人、100台近い車、ツアーバスも停まっている。これは大賑わいの登山になりそうである。 キャンプ場で水を汲み、登山口に至る。センサーがあって、通過する人に録音音声で登山届の記入を促す。なかなか凝っているではないか。 やや下って緩やかな登りが始まる。荷物の重さに体が慣れていないので、なだらかな傾斜でもきつい。 一合目までは距離もあり、1時間近くかかる。少し休んで進む。ウメバチソウやヤマハハコがまだ咲いていてびっくりだ。 さて、ここから先はきつい急登が連続する。登山者は多いが皆足が軽い。自分はどんどん抜かれて行く。 やがて左方が開け、なおも高度を上げると岩ガラガラの登りとなる。仰ぎ見る上部の山肌は見事に色づいている。しかしさらにその上となると雲の中である。 振り返ると盛岡市街の田園地帯と家並みが、まるで航空写真を見ているように見下ろせる。コニーデ型の山からの特徴的な眺めだ。
再び樹林帯。二合目半で道は二股となる。眺めのいいという旧道をとる。 三、四合目と樹林帯と露岩を出たり入ったりする。急登は続く。背後に視界がどんどん開け、五合目で再び大展望。上部・下部の紅葉も鮮やかで皆歓声を上げている。 ここまではよかった。この先、次第にガスに包まれることとなる。背中の荷物もズシッと響くようになり、合目石のあるところで必ず休憩する。 そして気温もかなり低い。下りて来た人に聞くと、上のほうの気温は3度だったと言う。 今日は上で泊まるのだから、時間は気にせずゆっくり登ることにしよう。 七合目付近でようやく傾斜が緩み、新道と合流する。ガスが少し途切れ、岩手山の山頂部が垣間見える。近そうで遠い眺めだ。
八合目避難小屋までは、平坦な道を少し行くのみ。小屋前はまさに黒山の人だかりだ。 山頂から下りて来た人、これから登る人でごった返している。皆軽装でザックも小さい。自炊、寝袋持参の小屋に泊まるような人はほとんど見かけない。 水場は勢いよく水が出ている。こんな水量をいったいどこから引いているのだろうか。 山頂に行く前に、小屋で宿泊の申し込みをする。避難小屋といってもシーズン中は管理人が入り、宿泊には1500円を払う。小屋の内部は三段式の寝床となっていてとても広い。そしてきれいな小屋である。ストーブがたかれていて暖かい。 中で休憩している人はいるが、やはり自分が最初の宿泊者だったようだ。一番上の段の奥の場所を寝床にあてがわれた。荷物を置いて山頂を目指す。 |