山の写真集 > 富士山周辺 > 三ツ峠
  • -日本の高峰が勢揃い-
  • 三ツ峠登山口-開運山-御巣鷹山
  • 富士山周辺
  • 山梨県
  • 開運山(1785m),御巣鷹山(1775m)
  • 2013年2月17日(日)
  • 8.1km
  • 3時間20分
  • 552m(登山口-開運山)
  • -
  • -
  • マイカー
天気1

 

地図
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2013年2月17日(日)
富ヶ谷IC 4:50
  首都高速
中央自動車道
河口湖IC 6:10
  国道137号,県道708号
6:45   三ツ峠登山口 7:00
7:12   登山口駐車場
8:20   三ツ峠山荘 8:30
8:45 開運山 9:10
9:40 御巣鷹山 9:55
10:20   四季楽園 10:30
11:10   登山口駐車場
11:20 三ツ峠登山口
  県道708号,国道137号
12:45 河口湖IC
  中央自動車道
13:45 高井戸IC

 

富士山と南アルプスの展望を求めて、三ツ峠に登った。
降雪直後に登った3年前、三ツ峠は樹氷の山となっていたが周囲の眺めは得られなかった。今日は大丈夫だろう。


開運山山頂から南アルプスを望む

三ツ峠登山口バス停から先は完全に雪道となる。林道上は一部凍結している

この先から雪道

稜線に出ると南アルプス白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)が目に飛び込む

最初の眺望は南ア

三ツ峠山荘前から望む富士山

一番の展望台

富士山の雪も新雪が白く輝いていた

新雪輝く

南アルプスをバックに、御坂黒岳の大きな山体が存在感を示している

黒岳が大きい

四季楽園

四季楽園

アンテナ設備の立つ開運山(三ツ峠の最高点)を目指す

開運山へ

7時過ぎ、標高1200mの三ツ峠登山口(裏登山口)バス停に着く。道路は一部アイスバーンになっていたが、運転は問題なかった。
最奥の登山口まで行けば駐車場があるが、この先の林道はほぼ全面積雪となっていたため、無理をせずここで車を停める。その登山口まで10分ほど歩く。登山口の駐車場はまだいくぶん余裕があった。
登山道は幅広で、車の轍がついている。これはおそらく上の山荘の車のものだろう。
先週雲取山に登った後に2度の降雪があったので、道には新雪が10~20cmほど積もっている。まだサラサラしていて気持ちがいい。ここ北斜面の登山道は、それなりに多くの人が行き交う割には凍結が少ない。おそらく日が差さないので雪が溶けないせいだろう。この時期の低山ハイキングは、人の歩いた後が凍結しやすい南面より、北に面した登山道のほうが歩きやすいことが多い。

ずっと樹林の中の道だが、やがて木の間から高い雪山が見えてきた。南アルプス北岳、そして八ヶ岳も見える。
富士山は、この道を登りきって反対側の眺めが開けないと見ることはできない。しかし、南側にはどうも大きな雲がでているようだ。
少し平坦な場所に出てさらに登る。道が分かれて右側の道に入る。三ツ峠山荘の前に出ると、大きな富士山がどんと真正面に現れた。圧巻である。残念なのはバックが薄雲で白っぽくなってしまっていることだ。これだと写真にはなりにくい。

山荘から少し歩き、展望盤のある台地に出る。南アルプス、八ヶ岳はくっきりと見える。そしてその間に北アルプスの白銀の峰々もよく見えていた。三ツ峠で北アルプスを見たのは初めてか。
黒岳など御坂山塊の黒々とした稜線を前景にして、南ア・北ア・八ヶ岳が一列で見えてしまうのはすごい。これで青空くっきりなら何枚、何十枚写真を撮るかわからない。空が白っぽいのがなんとも惜しい。

開運山から望む八ヶ岳

八ヶ岳

開運山から望む北アルプスの稜線。八ヶ岳と南アルプスの間に横たわる1本の白い線

北アルプスも

御巣鷹山への道は風による影響か、トレースが一部消えていた

御巣鷹山へ

御巣鷹山直下から東側の展望。正面左よりが杓子・鹿留山。右手最奥は箱根の山

東側の眺めも広い

四季楽園の前を過ぎて、開運山(三ツ峠)山頂への登りに入る。場所によっては雪が深く、吹き溜まりでは膝上まであったりする。
アンテナ設備を見て、三ツ峠(開運山)山頂に到着。高度が少し上がった分、周囲の眺めも一段迫力が増した。北側には金峰山など奥秩父の山、東に丹沢山塊も見え、東西南北役者が揃った感じだ。
今日の気温だが、麓の河口湖町では氷点下8度ほどだったので、今ここでは氷点下10度くらいにはなっているだろう。しかし我慢できないほど寒いというわけでもない。

山頂から稜線伝いに行こうと思ったが、雪上にトレースがない。アンテナ施設沿いに進めば行けそうだがけっこう雪が深い。四季楽園の脇まで下って、御巣鷹山まで一般の登山道を歩くことにした。
こちらの道も、降雪以降歩いた人はあまりいないようで、結局新雪の上をサクサクと足跡をつけて歩く。雪質がよくて気持ちがいい。積雪も深いところで膝上程度なので、歩きやすかった。
空は曇りがちになり、時折り薄日が差す程度となってしまったが依然として眺めは開け、御巣鷹山からは南アルプス、丹沢、箱根の山がよく見えた。なお御巣鷹山から八丁峠~清八山に続く道にはトレースがなかった。今日はここでUターンする。

四季楽園横の台地でもう一度パノラマ展望を楽しみ、登ってきた道を下る。登山者はどんどん増えてきて、20名くらいのグループも2組登ってきた。皆アイゼンをしている。自分がツボ足なのを見て、上の状態はどうなのか聞いてきたので凍っていないと答える。
降雪の翌日などは雪が多くて大変なこともあるが、数日経った段階では新雪のサラサラ感もまだ残っていて、アイゼン要らずの快適な歩きができる。走るようにどんどん下り、駐車場を経て三ツ峠登山口バス停に戻った。

麓に下りた後、久しぶりに西川温泉「麗峰の湯」に立ち寄ろうとしたが、故障中とのことで閉まっていた。ここの温泉は小さいけれどなかなかいいのでお薦めだが、新たに出来た足湯も入れなくて残念である。またの機会としたい。
今日は早い時間の下山だった。高速の渋滞に巻き込まれる前に帰京する。