●野陣の頭を超え石尾根に合流
前方に大きなかたまりを見る。野陣の頭だ。そこで休憩にしようとするが、いつまでたってもたどり着けない。あきらめて、やや小広くなった鞍部で昼食とする。登りづめで、かなりヘロヘロ。
少し行くと、尾根に取り付いて初めてのはっきりした下りが。さっきの所が野陣の頭だと気づく。(ピークには目印なし)
一気に展望が開け、両側にカラマツを見ながらの広い尾根の登りとなる。見慣れた石尾根縦走路に合流する。カラマツ林はきれいな黄金色。しかし上部のほうは落葉が目立ち、黄葉のピークを過ぎたことをうかがわせる。
(カラマツが黄葉するのを初めて知った)
●避難小屋と雲取山荘
石尾根からの展望を楽しみつつ、雲取山の避難小屋に到着。奥秩父の稜線はきれいだが、強い日光のせいか、富士山は輪郭だけで雪冠は見れない。
気温が高く、水が不足してきた。これでは自炊出来ないので、一度山頂を下りて、雲取山荘に水を汲みに行く(往復50分ほど)。
改築なった雲取山荘は、どこか田舎の小学校の雰囲気のある、いい造りだ。
個室が多そう。外のトイレは水洗式、水場も蛇口をひねって汲める形になった。後から聞いた話では、この日の入りは、2畳に3人の割だったそうだ。
戻って、山頂の避難小屋は、15人を割るくらいだったろうか。土曜日にもかかわらず、あと5人くらいは寝られそうだった。
単独行者同士で、暗くなるまで(と言っても6時には真っ暗)山の話をした。
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野陣尾根のカラマツ道
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10月にオープンした 新・雲取山荘
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山頂からの夕焼け
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