~新緑の石尾根・長沢背稜をぐるりと周回~
タイトル
日原-鷹ノ巣山-雲取山-長沢背稜-小川谷
2001.5.18.~19. 晴れ時々曇り
マップ
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5/18(金)歩行6時間40分
新宿駅6:04-(中央線、青梅線)-8:01奥多摩駅8:10-(バス)-8:35中日原-9:50稲村岩ピーク-11:50ヒルメシ食いのタワ-12:25鷹ノ巣山12:55-14:30千本ツツジ-15:00七ツ石山-15:50奥多摩小屋-16:40雲取山(避難小屋泊)

5/19(土)歩行8時間5分
雲取山5:45-6:30大ダワ-7:10芋木ノドッケ-8:30桂谷ノ頭-9:30天祖山分岐-11:05酉谷峠11:45-13:20小川谷林道-15:05日原鍾乳洞-15:35東日原16:00-(バス)-16:30奥多摩駅16:50-(ホリデイ快速)-新宿駅

稲村岩とそれに続く尾根
稲村岩とそれに続く尾根

●稲村岩から鷹ノ巣山へ
中日原バス停で下り、少し歩くと目の前に稲村岩が立ちはだかる。背景の奥多摩の山々はみんな鮮やかなもえぎ色。昨年も同じ時期にこの場所で見た。季節はめぐるものだなと感じる。

登山口から巳ノ戸沢へ下りて行く。前に歩いたときは、靴を濡らす場所もあったが、今日はそういうところもない。山腹につけられた急な斜面をトラバースし稲村岩の鞍部へ。
ザックを置き、稲村岩に登る。岩ゴツの急斜面だが赤テープを目印に高みを目指す。

稲村岩ピークから
稲村岩ピークから

稲村岩ピークからは緑の山のパノラマ。蕎麦粒山、三ツドッケなど長沢背稜の山、南側には稲村岩尾根が石尾根に突き上げている様がよくわかる。
ヤマツツジの赤い花がピークに咲く。

鞍部に戻り、奥多摩でも屈指の急登、稲村岩尾根を登り始める。覚悟はしているので、かえってオーバーペースになるのが防げる。そのため、立ち止まって息を整えることもほとんどない。
奥多摩の主な尾根には、高度を示す小さなプレートが木に貼られているが、今日はそれを見るテンポが異常に早い。
一瞬桧の植林をかすめるが、それ以降はずっと、ミズナラ・ブナの自然林。まさに新緑のシャワーだ。植林の多い奥多摩の山も、コースを選べば終始自然林豊かな尾根を歩ける。

平日に歩くとあって、熊対策にとホイッスルまで買っていたのだが、前後に1組ずつパーティーがあり、少し安心して登って行く。

稲村岩尾根の登り
稲村岩尾根の登り

傾斜が緩むと「ヒルメシ食いのタワ」。ここで小休止する。途中で追い抜いた女性2人組はここで立ち止まらずに、自分を抜き返して行った。
タワから少しの急坂を経て、久々の鷹ノ巣山頂上へ。
大きく広がる展望。富士山は見えなかったが、大岳山・御前山などの奥多摩の山々、大菩薩嶺などのパノラマを見る。風がそよと頬をなで気持ちいい。10人くらいの登山者が憩う。

●石尾根を登り雲取山へ
避難小屋に向かって下り、近くの水場に寄り水を補給する。しばらく巻き道を歩いていると、遠く北の方から雷の音が。

新緑の石尾根
新緑の石尾根

千本ツツジから尾根側に上がる。石尾根の稜線はカラマツを中心におおかた芽吹いている。ヤマツツジはこれからだろう。
防火帯から見る赤指尾根、鴨沢登り尾根はいずれも新緑の装いとなっている。
七ツ石山を下るころからは、黒いいやな雲が空を覆ってきた。奥多摩小屋のテント場でツェルトを張ることも考えていたが、雨が降ってきそうでもあったので、雲取山頂の避難小屋まで頑張ることにした。

16時半、避難小屋着。あの急登をこなし、よくここまで来れたなとわれながら思った。雷鳴は止まず、しばらくして雲取山頂に小雨も降ってきた。

小屋はグループ、個人織り交ぜて12名が泊まった。


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