山の写真集(長沢から父不見山 -1-)
~上武国境に聳える秘峰~

ちょうざわからててめーじやま(1047m)
2009年3月2日(月) 晴れ時々曇り
(前日発)練馬IC-[関越自動車道]-花園IC-[国道140号、299号他]-小鹿野町/須崎旅館(泊)8:10-[国道299号、県道282号]-8:50大石津-9:00森戸(矢久峠分岐)-9:25導標(廃車)-(迷)-10:20車道横断地点-10:35坂丸峠10:40-11:10長久保ノ頭-11:25父不見山11:35-12:05長久保ノ頭12:20-12:52坂丸峠-13:00車道横断地点-13:10導標(廃車)-13:45大石津-[国道299号、140号他]-花園IC-[関越自動車道]-練馬IC
歩行時間:4時間15分

マップ
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5年ぶりに父不見山に登る。父不見山は上武国境、すなわち群馬県と埼玉県との境に位置し、登山口と下山口を選べば県境越えをすることが出来る。前回は群馬側の小平登山口から登り埼玉に下ったが、今回は埼玉県を登下山口とした。


残雪を踏みしめ長久保ノ頭を目指す

登山口のある長沢(ちょうざわ)地区は、秩父で最奥といってもいいくらいの奥まった所にある(実際はさらに奥に矢久という集落がある)。当然アプローチも長時間を要す。前回と同じく麓で一泊する行程とした。
前日小鹿野(おがの)町の須崎旅館に泊まり、翌朝車で登山口に向かう。また、帰りは堂上の節分草自生地に寄り道していく予定だ。
秩父には「大竜寺温泉」という源泉がある。香り、肌触りとも他には味わえない独特の感触がある。ひとことで言えば「土の香りのするお湯」である。大竜寺温泉は湯量が豊富ではないため、入れる場所も限られている。小鹿野町には、この温泉を引湯している旅館が何軒かある。硫黄泉に飽きた人や、秩父に山歩きに来る人は、小鹿野町まで足を伸ばし、一度はこの温泉を味わってほしいものである。

今回は車で長沢の登山口まで行ったが、長沢へは小鹿野町からの路線バスが走っている。
車で来ても、小鹿野町に車を置いてバスを利用するプランも考えられる。春近い山里の風景を、のんびりと歩きながら楽しむことが出来る。小鹿野町役場付近には、「小鹿野パーキング」と書かれた無料駐車場が何箇所かある。本来は買い物客用に用意されたものらしいが、宿の人によれば空いていればいつでも使ってよいとのこと。
東京都下にいると、いつでも使える無料駐車場などというのはまずお目にかかれない。

小鹿野町・須崎旅館
山懐に抱かれた長沢
「坂丸峠は右へ」の導標

車で長沢集落の前まで来るが、駐車できる場所がなかなか見つからない。かなり上のほうまで行ってしまった。
結局戻って、長沢バス停の少し手前、大石津付近の路肩に停めさせてもらう。

森戸の集落に入っていくと、右に父不見山への道が分岐する。なお直進はさらに車道を上がり、矢久集落、矢久峠への道である。右折し坂丸峠を経て父不見山を目指すが、矢久峠からも薄い踏み跡が坂丸峠に通じているようだ。もし時間があれば、帰りはこの矢久峠を経由して長沢に戻ってきたい。

家並みが尽き、半舗装の細道を上がっていく。一軒ポツンと農家風の家が建っていた。ただ人が住んでいるようにもみえない。家の庭先からは少し眺めが開けているようだ。
左に枯れ気味の沢を見る登りが続く。フキノトウが顔を出している。やがて再び分岐となる。
指導標は「坂丸峠→」となっている。直進方向には廃車が籔の中に埋もれている。指導標通りにここも右折すると、車も通れそうな幅広い平坦道になった。
植林に入りすぐに左に道が分かれる。「榛名線○○号へ至る」と送電鉄塔を示す標柱は立っているが道標はないので、この分岐を見送り林道を進む。しかしいっこうに斜度が上がらないので、やはりさっきの分岐かと思い直し、引き返す。
榛名線の道に入るとやがてしいたけのほだ場、その先で植林を脱し、明るい自然林を行く緩やかな登りになった。青空が眩しい。冬枯れのハイキングはやはりこうでなければならない。

この先、舗装車道を横切って山道に戻り、15分ほどで坂丸峠、のはずだ。
その通り、ほどなく車道に出る。正面の山の雑木林の斜面に、薄い踏み跡がついている。木の枝にピンクのテープも巻かれているが、これが本当に坂丸峠に通じているのか。あまりにも頼りない道だ。
試しに入ってみるも、薄い踏み跡はすぐに途絶えた。ずっと上に稜線が見えているのだが、あそこに至るには籔をかき分けて這い上がることになる。

諦めて車道に引き返す。しかしどっちへ行ったらいいのか? 「車道を横断して山道を15分ほどで坂丸峠」というのはどのガイドや山行記録にも載っていたものだ。あてもないまま車道を行ったり来たりするうち、登り口があるのを見つけた。さっきの場所から300mほど車道を西に歩いたところである。坂丸峠への指導標も立っている。
登り口の対面には、車道に上がってくるもう1本の道もあった。「車道を横断して山道へ」とはここに出てくることだったのだ。どうも道を間違えていたようである。指導標通りに来たつもりなのに、こういうこともあるものだ。



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