~カモシカ住む武尊伝説の山~
タイトル
おうじょうさん(1123m)
2005年4月25日(月)晴れ

8:40川原湯温泉-9:30御塚イタヤカエデ-9:45カタクリ自生地10:00-10:30傘木-10:55八合目-11:00王城山11:40-11:45古城山-12:00傘木-12:20カタクリ自生地13:10-13:30カタクリの湯14:05-14:35長野原草津口駅14:45-[特急草津6号]-17:07赤羽駅
歩行時間:3時間35分

マップ
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カタクリとアズマイチゲ
カタクリとアズマイチゲ

●カタクリ自生地とカタクリの湯
下る前に、向かい側にある古城山(1123m)にも寄ってから往路を戻る。
四合目のカモシカはもういなかった。やはり年がら年中人間ウォッチングしているほど、カモシカも暇ではないようだ。

カタクリ自生地に戻ると、何組もの見学者が来ていた。平日といえども、そこはやはり名の知られた自生地であるようだ。
カタクリは密集して咲いているわけではないが、通路が広いのでゆっくりと鑑賞し写真撮影できる。

しかし何度か来ている人の話を聞くと、ずいぶん花の数は減ってきているとのことだ。奥多摩・御前山のカタクリも、かつての群生ぶりを知っている人は今の状態はとても見られないそうで、日本各地でカタクリは目に見えて減少しているようである。

林集落のカタクリ、アズマイチゲ自生地






カタクリの湯
カタクリの湯

林集落を抜け、王城山神社にお参りする。さてこの近くに「林温泉 カタクリの湯」があるはずだが、それらしき建物は見当たらない。
喪服姿の人に(悪いと思いながらも)道をたずねてみた。民家の影にかくれた、案内板も何もない場所にそれはあった。単なる普通の平屋他の民家と並んで建っている。これでは外部者にはわからなくて当然である。
中は無人で、もともとは村民のためのものであるが村外者も利用可である。

お湯は何とコールタール臭。油が浮いているように見える。入るのに若干躊躇したが、入るとやっぱり温泉だった。出てからわかったが、すごくあったまるお湯だ。しかしこの、何の飾り気もない温泉は貴重だ。

地元の村の人が交代で鍵当番をしているらしく、壁に当番表が張ってある。由紀子・カズ子・フク・政信など、苗字ではなく全部名前で書かれているのが興味深い。この辺の人はみな名前で呼び合っているのか。

あとは、長野原草津口駅まで車道を歩くのみ。展望、温泉と花の山旅は天気もよく上々の2日間だった。

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