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～越後の名峰にヒメサユリ咲く～ 
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2週前の会津朝日岳山行で、山頂から見た浅草岳の端正な姿が印象に残った。 ヒメサユリの咲く今の季節か紅葉の時期に訪れたく、守門岳とともに行きたい山のリストにずっと入っていた新潟・福島県境の山である。 只見線沿線の山は、東京からのアプローチが不便だ。いろいろ検討したが、電車利用での日帰りは難しく、やはり前日に山麓に泊まるのが無難のようだ。 浅草山荘に電話をかけると、土曜日の予約はすでに、8月初めまで埋まっているとのこと。いくつかの宿に問い合わせても同じだった。やはりヒメサユリ目当ての登山者が多そうである。最後に音松荘に電話したら運良く空きがあった。 1日目は山麓の宿に入るだけといっても、都心を出発したのは朝の9時過ぎ。新幹線をなるだけ使わずに安く上げたいからである（翌日は新幹線を使わないとその日のうちに帰れない）。
2002年6月15日（土） 雨後曇り 上野駅10:25－[高崎線（アーバン快速）]－12:05高崎駅12:18－[上越線]－13:19水上駅13:33－[上越線]－15:02小出駅16:08－[只見線]－16:54大白川駅－[送迎車]－17:10音松荘（泊） 2002年6月16日（日） 晴れ後曇り 6:35音松荘－[送迎車]－6:55ネズモチ平登山口－8:35前岳ノ肩8:40－8:50浅草岳（天狗の庭まで往復30分）10:00－10:15前岳ノ肩－11:50鬼ガ面北峰12:00－12:25鬼ガ面山本峰12:50－13:25南峰13:30－14:10六十里峠－14:55六十里越トンネル口16:15－[タクシー]－16:30田子倉駅16:32－[只見線]－17:42小出駅18:16－[上越線]－18:25浦佐駅18:55－[上越新幹線MAXあさひ330号]－20：19東京駅 歩行時間：6時間35分 ●交通費等 上野駅→大白川駅 JR普通運賃：4620円 音松荘（1泊2食）：宿泊料6900円＋入湯料200円（税抜） 六十里越トンネル口→田子倉駅 タクシー（観光タクシー須原営業所）：2520円＋配車代3000円 田子倉駅→東京駅 JR普通運賃：4940円、浦佐から新幹線3570円 池袋から快速アーバン号で高崎、上越線を乗り継いで15時に小出駅着。只見線発車までの1時間を駅の待合室で過ごす。 会津朝日岳の時も長い電車・バスの旅であったが、今回はそれに輪をかけて大変だ。 なおこの日の上越線には若者の姿が多かった。それもそのはず、今日はサッカーのワールドカップ決勝トーナメント、スウェーデン対イングランドが新潟で行われる日である。
只見線はJR赤字路線の代表格。一時は存続の憂き目にもあったが、登山者にとってはこの付近の名山へのアプローチになくてはならないローカル線だ。日も傾きかけた17時過ぎに、大白川駅に着く。そこから宿の送迎車で音松荘に入る。 宿の客はほとんどが登山者。聞くと、今日守門岳に登って来て、明日浅草岳という人が多い。人数の揃ったグループならタクシー利用で可能だろう。明朝は宿の車で登山口まで運んでもらえるので、出発の時間を皆で決めた。 この日は昼過ぎまで雨の残る天気だったが、翌朝になると天候は回復し、爽やかな青空が広がった。 
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