展望随一、南アルプスの重鎮
タイトル
摩利支天から甲斐駒


● 甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ) 2968m ●

南アルプス北部を代表する高峰。花崗岩の白いピラミダルな山頂部はひときわ目を惹く。展望も雄大で日本の背骨を形成する著名な山はほとんど視界に入る。仙丈ケ岳同様、北沢峠を起点とした夜行日帰り登山が可能だが、昔からある甲府側からの登路や早川尾根縦走も魅力がある。

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マップ

2001.7.14.(土)歩行10分
東京駅8:51-(ホリデー快速ビュー山梨)-11:12甲府駅12:00-(山梨交通バス)-14:02大樺沢出合14:10-(芦安村営バス)-14:35北沢峠-キャンプ場(テント泊)
2001.7.15.(日)歩行6時間5分
キャンプ場4:25-5:20仙水峠5:25-6:30駒津峰6:40-7:40甲斐駒ケ岳8:30-9:05摩利支天峰9:15-10:05駒津峰-10:40双児山10:50-12:00北沢峠13:15-(芦安村営バス)-13:40大樺沢出合-(乗合タクシー)-15:00甲府駅15:24-(かいじ114号)-17:02新宿駅

●テントを背負って半年振りの北沢峠へ
関東甲信越は梅雨が明け、21世紀夏山シーズンの到来である。南アルプスの山小屋は早くから満員札止め状態とのこと。最初からきゅうくつな思いをするのもなんなので、テントを持って出かけた。

12:00甲府駅発のバスに乗って広河原(大樺沢出合)、そこから村営バスで北沢峠へ。昨年秋の仙丈ケ岳のときと同じである。

北沢峠キャンプ場
北沢峠キャンプ場

北沢峠に着くと、満員の乗客は三々五々。自分は歩いて5分ほどのキャンプ場へ向かう。テント設営地は広々としていて100張近くは張れそうだ。すぐ脇には長衛小屋があり、水場、トイレも至近距離にある。
すでにカラフルな色のテントで埋め尽くされつつあるが、まだまだ余裕はある。平坦な場所を見つけ設営した。
長衛小屋でテント申し込みをした。小屋脇の寒暖計は22度。暑くもなく寒くもなく、快適な一夜を過ごせそうだ。連日うだるような暑さの続く東京と比べれば、ここはまさに別天地、天国である。

夜ふと目が覚め、あおむけのままテントの入口から頭を出す。満天の星空。発想が貧弱だがまるでプラネタリウムだ。


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