東北の山や中部山岳の高山では、10月2週目あたりで紅葉が見頃となる。
この3連休（休みを取って4連休）は、数年来ずっと登りたいリストに入っていた越後駒ヶ岳からの縦走、または谷川岳付近を考えていた。しかし例の爆弾低気圧接近により計画は頓挫した。
冬型になるのは予想がついたので、家でレーダー天気図を見ながら悶々としていた。結局谷川岳は雪は降らなかったようだが、単独行の身としてはこの天気で上越や北アルプスに行くのは勇気がいることだった。
雪のないと思われた南アルプスに行くことにした。休みは残り2日しかない。とにかくテントを担いで山中一泊の予定で出かけた。目指すのはまだ未踏の早川尾根、アサヨ峰である。
南アルプス屈指と言われる展望満点の稜線縦走、2日目に鳳凰三山まで足を伸ばせばダケカンバの紅葉が見られるであろう。
2006年10月9日（月・祝）快晴
前夜甲府泊・甲府駅前バスターミナル4:00－[山梨交通バス]－6:12広河原6:50－[芦安村営バス]－7:15北沢峠7:25－7:35駒仙小屋－9:00甲斐駒展望地9:10－9:35栗沢山9:55－10:40アサヨ峰11:30－13:00早川尾根小屋13:20－13:45広河原峠14:00－15:07南アルプス林道－15:30広河原16:00－[山梨交通バス]－18:00甲府駅18:10－[スーパーあずさ78号]－19:43新宿駅
歩行時間：6時間40分
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栗沢山から甲斐駒ヶ岳
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朝の北沢峠テント場
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前日に甲府駅前のホテルに泊まり、早朝のバスに乗る。広河原で下車すると、これはびっくりの凍てつく寒さ。村営バスに乗り換えて北沢峠に着く。寒暖計は0度を指していた。
テントを持ってきたはいいが、装備は夏の時のままで来てしまって大失敗。夏用シュラフと薄い上着が2枚。手袋は軍手しかない。完全に季節を読み違えている。
2000mの北沢峠で凍えているくらいだから、これより400m高いテント場の夜の寒さに耐えられるのだろうか。到底無理な気がした。
小屋泊まりも考えたが駒仙小屋（旧長衛小屋）、早川尾根小屋いずれも予約はいっぱいとのことである。
テントを置いていくわけにも行かず、重い荷物のまま登ることにする。幸い天気はいいので、先のことは上に行ってから考えよう。
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