~清里側からの登路、標高2899mで見るご来光~
タイトル
清里-赤岳-横岳-硫黄岳-みどり池-稲子湯 2001.8.18~19.
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●ご来光を仰ぎ主稜線を縦走(8月19日、晴れ後曇り)
朝日に染まる赤岳
朝日に染まる赤岳

翌朝4時半に起き、5時過ぎのご来光を待つ。赤岳頂上小屋に泊まったならば、ご来光を見れなければ楽しみ半減である。
地平線から赤みを帯び始めた空には、雲が全く無い。自分にとっては、赤岳は相性がいいというのか、裏切らないなと思う。

秩父山塊のはるか向こう、地平線から太陽が昇る。ほどなくして赤岳が赤く染まる。

目を転じると富士山。南アルプスはすぐそこにある。穂高、槍ケ岳。槍の横に何か光るものが見える。燕岳近くの「燕山荘」のドアのガラスではないだろうか。浅間山、日光白根山、男体山も雲海の上。

朝食後、横岳・硫黄岳への縦走にかかる。3年連続だ。この岩尾根を歩かなければ、夏は終われない。
横岳への登りに入る頃、早くもガスが出始めた。どうやらここ数日は早いうちからガスが出るようだ。ガスは清里側から湧いてくる。反対側の阿弥陀岳方面はまったくガスが無いのを見て、あっちの尾根を下りてもよかったなと思う。

横岳下から赤岳
横岳下から赤岳
トウヤクリンドウ
トウヤクリンドウ

主稜線はコマクサはほぼ終わり、代わりにトウヤクリンドウがあちこちで群落をなしている。これを見るともう秋だ。他にオタカラコウ、ヤマハハコ、アキノキリンソウなど。昨年7月に歩いた時と比べ、ずいぶん顔ぶれが違う。

虹とブロッケン現象
虹とブロッケン現象
みどり池へ
みどり池へ

横岳の頂上からはブロッケン現象をはっきりと見れた。自分の影が眼下の赤岳鉱泉の付近に大きく映し出されている。自分の影は自分以外の人には見えていないことを初めて知った。
硫黄岳に着く頃はあたりは乳白色となってしまった。トリカブトの咲く夏沢峠を経てみどり池、稲子湯に下る。本沢温泉からみどり池に通じる道はシラカバ林が美しい。

稲子湯
稲子湯

12時半に稲子湯に下山。前回はすぐバスに乗ってしまったが、今日はゆっくりと温泉に浸かる。少し強めの硫黄の香りが心地よい。
1時間ほどぼーっとする。やがて来たバスで小海線の松原湖駅に向かう。夏空が戻っていた。


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