~ぐるっと360度大パノラマの頂~
タイトル
たてしなやま(2530m)
2008年10月4日(土) 快晴
前夜発 調布IC-[中央自動車道(双葉SA泊)]-諏訪IC-[ビーナスライン]-7:10女神茶屋(蓼科山登山口)7:25-7:45竜源橋-9:05天祥寺原9:10-10:12将軍平10:22-10:50蓼科山11:50-12:55・2120m地点-13:45女神茶屋-[ビーナスライン(蓼科温泉立ち寄り)]-諏訪IC-[中央自動車道]-高井戸IC
歩行時間:5時間5分

マップ
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将軍平から蓼科山への登りも急だが、途中から眺めのいい開けた斜面になり、あまり苦にならない。振り返ると前掛山付近の台地が横たわり、その先には浅間山が雲の上に浮かんでいる。
登るにつれ大きな溶岩が積み重なってきて火山らしくなる。普段山に登らないような格好の人も登ってきているが、こういう大きな岩の道はかなり登りにくいようだ。頂上も近いのに疲れた顔をしてあちこちで休憩している。
視界がどんどん広がり、蓼科山頂ヒュッテの横を通ってようやく蓼科山頂上に到着する。


蓼科山頂上

前掛山の稜線
八ヶ岳と南アルプス
白樺湖の先に北アも
石ガラガラの広い頂上部は、あまりにも素晴らしい、素晴らしすぎる展望である。
目の前に大きい八ヶ岳、そのすぐ奥隣に南アルプス、中央アルプス。それだけでも十分なのだがさらに北アルプス、浅間山など上信の山々、奥秩父山塊とぐるっと360度の大パノラマだ。
ただし富士山は八ヶ岳の後ろなので見えない。北八ツは、展望がよくても意外と富士山が見れない山が多いのが面白い。
山頂ヒュッテ
紅葉が盛り
青空に映える黄葉
蓼科湖から

空も真っ青で日がさんさんと照る。もし曇りがちなら肌寒い場所だろう。
頂上は広いのであちこちに移動して、それぞれの場所から近い山を眺める。そうこうしているだけで1時間滞頂した。時間のたつのも忘れる眺めを久しぶりに味わった。

女神茶屋への下山路は、いったん山頂ヒュッテの所まで戻る。頂上があまりにも広いので、知らないとほうぼうを探し回ることになるだろう。
初めは斜面を回りこむように平坦に進むが、山の南側に来ると急降下となる。

石交じりの、ジグザグの無いほぼ直線状の下り。天祥寺原からの登路もきつかったが、こちら側を登りにとってもかなり大変だ。女神茶屋側からの蓼科山登山はある意味、山登りらしい。
それでも時折現れるカエデ、ナナカマド、ダケカンバの紅黄葉はどれも鮮やかに色付き、バックの八ヶ岳や南アルプスの黒々としたいでたちと、いいコントラストを示してくれている。

少しなだらかになってきたと思ったら標高2120m地点の表示のある平坦地。ここの下りはこれといった目印が無いので、どこまで下って来たのかがよくわからない。今が2120m地点ということは、高度だけで考えればまだかなりの距離を残している。

再び急な下りとなるが、ほどなく穏やかになる。石の道ももうない。紅葉は早くも標高2000mあたりまで下りて来ていた。
さらに下ってカラマツ林の笹原道になる。カラマツはさすがに、まだほとんど色づいていない。
下山開始から1時間半を越し、ようやく下のほうから車の音が聞こえてきた。緩い坂を下って女神茶屋横の登山口に下った。ここには「蓼科山登山口」バス停がある。

帰りはプール平の蓼科温泉(公衆浴場)に寄っていく。ここには実に8年ぶりの訪問になった。普通の銭湯のようで、ホテルのお風呂や日帰り温泉施設と違い、素朴な造りがほっとする。

近くの蓼科湖の湖畔から、いまだ青空の下の蓼科山を撮影して、帰途に着く。



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