-賑わう海の日の八ヶ岳-
タイトル
美濃戸口-阿弥陀岳-行者小屋-赤岳-横岳
山域 八ヶ岳
地域 長野県
標高 御小屋山(2134m)、阿弥陀岳(2805m)、赤岳(2899m)、横岳(2829m)、硫黄岳(2760m)
山行日 2010年7月18日(日)~19日(月)  天気天気
沿面距離 1日目:6.9km、2日目:13.8km
歩行時間 1日目:5時間30分、2日目:7時間25分
標高差 1417m(美濃戸口~赤岳)
宿泊 行者小屋(テント泊)
温泉 八ヶ岳山荘(風呂)
交通 マイカーHome


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行程

2010年7月18日(日) 前夜発

調布IC 19:55
中央自動車道
4:30 諏訪南IC 5:00
県道425号、484号
5:20 美濃戸口 6:00
6:20 御小屋尾根登山口
7:30 御小屋山 7:40
8:10 不動清水
9:50 阿弥陀岳 10:40
11:02 鞍部
11:50 行者小屋
(テント泊)

2010年7月19日(祝)

行者小屋 4:45
4:52 文三郎道
5:32 稜線 5:37
6:05 赤岳 6:42
7:07 地蔵ノ頭
8:25 横岳 8:40
9:25 大ダルミ
9:40 硫黄岳 10:00
10:12 赤岩ノ頭下 10:15
11:00 赤岳鉱泉 11:05
11:35 行者小屋 12:25
12:40 白河原
13:55 美濃戸山荘
14:35 美濃戸口 15:40
県道484号、11号
16:00 小淵沢IC
中央自動車道
首都高速

22:00 目黒IC


関連リンク
[記録] 南八ヶ岳縦走
南八ヶ岳と赤岳展望荘


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まだ真っ暗な中、食事をし、サブザックでテントを出る。ストックはいらないだろう。
テント回りが静かだったので、まだ早いくらいかなと思っていたのだが、小屋前に出るともう出発した人も大勢いたようだ。今日は南八ツの稜線を周回後美濃戸口まで戻るので、時間は早いほどいい。


赤岳から主稜線を見下ろす

赤岳へは文三郎道で行く。この道も初めてだ。ここを歩けば、南八ツのメインルートは横岳の杣添尾根を残すのみとなる。
文三郎道は、途中から網目の鉄製の階段が続く急登となる。昨日の阿弥陀岳直下に比べて、落石の危険などもないのだが、何しろ急傾斜なのでスリルがある。
ぐんぐん展望がよくなり、1時間もかからないうちに稜線に上がる。ここから赤岳頂上までは再び、岩のガラガラした登りとなる。

タカネシオガマ
オヤマノエンドウ
ハクサンイチゲ
コマクサ
チシマギキョウ

文三郎道から稜線へ
青空に向かって
県界尾根
大きな阿弥陀岳

朝のまだ日が差さない時間、岩の冷たい感触が手のひらから伝わってくる。振り返ると吸い込まれそうなパノラマ展望が広がっていた。
岩と岩にはさまれた狭い場所を斜上する。ちょっと一息つけそうな岩棚に乗る。ここはキレット方面の道が分岐する。
登山者が列をなして下ってくる。ここまで来ればあとは、頭の上の青空めがけて体を持っていくのみ。
通算6回目の赤岳は、いつもどおりの大展望で迎えてくれた。

富士山から始まってぐるっと一回りの山岳展望。普段雲の下の奥秩父山塊も、今日はくっきりと全貌を現している。
赤岳頂上
賑わう赤岳
富士山がくっきりと
大同心
硫黄岳の眺め

これら日本を代表する山々の眺望もさることながら、この2899mの高峰に突き上げてくる、幾筋もの尾根を見下ろすのも、赤岳頂上に立ったときの楽しみである。
阿弥陀岳と結ぶ尾根、キレットからの天狗尾根、真教寺尾根、県界尾根、横岳・硫黄岳へ続く主稜線。日本アルプスのような大きな尾根ではないがどれも個性的で、歩きたい思いにさせてくれる。

岩尾根を下り、三叉峰から横岳と展望満点の稜線を行く。
男女問わず若い人が多い。話しぶりを聞いてると初めてここを歩く人がほとんどのようだ。歩く人の平均年齢が高まる一方だった山も、この数年新たなファン層を得て、一気に若さを取り戻したようである。

盛夏にここを歩くのは7年ぶりだが、稜線に咲く高山植物が、思ったほど多くない。最初に見たときの印象が強かったからか。
それでもミヤマオダマキやチョウノスケソウ、イワベンケイ、ハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、チシマギキョウ、そしてウルップソウも見られ、花の種類は相変わらず多い。
横岳を過ぎるとコマクサの咲く緩斜面。まだ時期が早いかと思われたがかなり咲いていた。白いコマクサもあった。

ケルンに沿って幅広の稜線を登り、硫黄岳へ。さしもの梅雨明け快晴の空にも、雲が出始めている。
そしてこの暑さ。赤岩ノ頭で稜線に別れを告げ樹林帯にもぐると、むせ返るような空気が戻っていた。
赤岳鉱泉に下り立つと、中国人のグループがいた。山で見る外国の人も、青い目ばかりではなくなってきた。これもここ1,2年の傾向だろう。
中山乗越への登り返しは、主稜線を周回してきた身には苦行以外の何ものでもなかった。

行者小屋でテントを撤収する。テントの数はずいぶん減った。美濃戸山荘までは緩やかな下山路であるが、地形は意外と複雑で沢、深い樹林帯などバラエティに富む。
標高を下げると急にアブが増え、美濃戸山荘を過ぎた林道ではさらにひどくなった。

美濃戸口の八ヶ岳山荘で入浴し、覚悟していた中央道の渋滞車列に向かう。