~花の山を最短距離で~
タイトル
みつとうげ(1785m)
2008年9月14日(日) 曇り後晴れ
8:45下部温泉-[国道300号、139号、137号(御坂みち)、県道708号]-10:30三ツ峠登山口(バス停)10:35-10:42登山道入口-11:40四季楽園-11:50三ツ峠(開運山)12:20-12:40木無山12:45-13:35登山道入口-13:45三ツ峠登山口-[国道137号、上黒駒バイパス(ももの里温泉立ち寄り)]-勝沼IC-[中央高速]-高井戸IC
歩行時間:2時間35分

マップ
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再び本栖湖に上がって、ドライブインで地図を広げる。すぐ近くの烏帽子~パノラマ台か、久しぶりに王岳に登るか。
昨日の雨ヶ岳ではほとんど花を見れなかったので、少し遠いが今日は三ツ峠まで足を伸ばすことにした。花の多い山だからまだ何か咲いているだろう。もしかしたらマツムシソウも残っているかもしれない。
(前日カメラが故障したので、写真はほとんどありません)
カイフウロ
稜線を見下ろす

河口湖の先まで1時間ほどのドライブ。御坂みちを登り三ツ峠登山口への車道に入る。
三ツ峠は今までダルマ石コースや霜山~天上山コース、また北口登山道を歩いてきた。またロングコースでは本社ヶ丸とを結ぶ縦走路もある。しかし一番歩かれているのはこの三ツ峠登山口からの短い往復コースである。
ここのバスは季節運行でもありあまり朝早い便がないため、もっぱら車利用で登られるお手軽なハイキングコースとして親しまれている。自分も車を持つ以前は、この道を歩くことなど考えられなかったが、今日ついに登ることになった。

「三ツ峠登山口」バス停のところに車が数台停められるので、ここに停めた。林道を登っていくと奥に2箇所、さらにトイレのある登山道入口に広い駐車場もあった。いずれもまだ十分に停められる。
わかっていればここまで車で来てしまったかもしれないが、もともと短いコースなので、下の駐車場を使って少し余計に歩いてもいいだろう。

道はバイクや小さい車なら通行できる、幅広の林道だ。山頂近くにある山小屋の人は、荷物の運搬にこの道を車で行き来しているのだろう。
緩やかな登りが続く。こんな遅い時間でも、まだ登る人が多い。小さい子どもを連れたファミリー登山も盛んなようだ。

高度を上げると、樹林帯には花が多く見られる。カイフウロ、サラシナショウマ、トリカブト、ハコネギク、タムラソウなど、種類も多く色合いも様々で単調な山道を楽しいものにしている。カメラが調子悪いので、シャッターが下りても写っているとは限らない。でもとりあえずレンズを向ける。
さらにシモツケソウやウメバチソウも出てきた。花の多様さはさすが三ツ峠だ。


フジアザミ(三ツ峠頂上付近)

三ツ峠山荘への分岐を経てさらに平坦な道を行くと、昨年末泊った四季楽園の前に出る。展望テラスはガスで覆われており、開運山の最高点は見えなかった。
その開運山を目指してひとしきりの急登。マツムシソウがやはり咲き残っていた。そして独特ないでたちのフジアザミがあちこちで見られる。

アンテナ施設の横を登って、三ツ峠(開運山)頂上に立つ。はじめのうちは真っ白だったが、時間がたつうちに青空が見え、御坂や奥秩父の山並みが浮かび上がってきた。
初秋の1700mの地はそよぐ風が爽やかで空気もおいしい。しかし惜しいことに富士山は見えなかった。

下山の前に木無山に立ち寄って行く。盛夏は見ごたえのある木無山のお花畑も、今の時期はさすがに終わっていた。


来た道を下り三ツ峠登山口に戻る。今日の歩きはここまで。車で河口湖方面に戻ろうとしたが渋滞だったので、御坂トンネルをくぐって勝沼側に出ることにした。

勝沼ICに入る頃、激しい雷雨に会う。ワイパーを最高速にしても歯が立たないくらいの猛烈なゲリラ雨だ。
どうして今年はこういうのが多いのだろう。高速内ではバイクの人がこの雨で運転できずに困っている。
やがて雨は弱くなるが、今度は談合坂から小仏トンネルまで19kmの大渋滞。高速道路を走っている実感がほとんどないまま、何とかキレずに運転する。

温泉でリフレッシュ出来たせいか疲れもあまり残らず、いい2日間だった。けれど2日で6時間の歩行ではやはり物足りない。紅葉シーズンまでには体力を回復させて、もうひと踏ん張りしたいものだ。それとともに、カメラも機能回復させねばならない。


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