~花の山を最短距離で~ みつとうげ(1785m) 2008年9月14日(日) 曇り後晴れ
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再び本栖湖に上がって、ドライブインで地図を広げる。すぐ近くの烏帽子~パノラマ台か、久しぶりに王岳に登るか。 昨日の雨ヶ岳ではほとんど花を見れなかったので、少し遠いが今日は三ツ峠まで足を伸ばすことにした。花の多い山だからまだ何か咲いているだろう。もしかしたらマツムシソウも残っているかもしれない。 (前日カメラが故障したので、写真はほとんどありません)
河口湖の先まで1時間ほどのドライブ。御坂みちを登り三ツ峠登山口への車道に入る。 三ツ峠は今までダルマ石コースや霜山~天上山コース、また北口登山道を歩いてきた。またロングコースでは本社ヶ丸とを結ぶ縦走路もある。しかし一番歩かれているのはこの三ツ峠登山口からの短い往復コースである。 ここのバスは季節運行でもありあまり朝早い便がないため、もっぱら車利用で登られるお手軽なハイキングコースとして親しまれている。自分も車を持つ以前は、この道を歩くことなど考えられなかったが、今日ついに登ることになった。 「三ツ峠登山口」バス停のところに車が数台停められるので、ここに停めた。林道を登っていくと奥に2箇所、さらにトイレのある登山道入口に広い駐車場もあった。いずれもまだ十分に停められる。 わかっていればここまで車で来てしまったかもしれないが、もともと短いコースなので、下の駐車場を使って少し余計に歩いてもいいだろう。 道はバイクや小さい車なら通行できる、幅広の林道だ。山頂近くにある山小屋の人は、荷物の運搬にこの道を車で行き来しているのだろう。 緩やかな登りが続く。こんな遅い時間でも、まだ登る人が多い。小さい子どもを連れたファミリー登山も盛んなようだ。 高度を上げると、樹林帯には花が多く見られる。カイフウロ、サラシナショウマ、トリカブト、ハコネギク、タムラソウなど、種類も多く色合いも様々で単調な山道を楽しいものにしている。カメラが調子悪いので、シャッターが下りても写っているとは限らない。でもとりあえずレンズを向ける。 さらにシモツケソウやウメバチソウも出てきた。花の多様さはさすが三ツ峠だ。
三ツ峠山荘への分岐を経てさらに平坦な道を行くと、昨年末泊った四季楽園の前に出る。展望テラスはガスで覆われており、開運山の最高点は見えなかった。 その開運山を目指してひとしきりの急登。マツムシソウがやはり咲き残っていた。そして独特ないでたちのフジアザミがあちこちで見られる。 アンテナ施設の横を登って、三ツ峠(開運山)頂上に立つ。はじめのうちは真っ白だったが、時間がたつうちに青空が見え、御坂や奥秩父の山並みが浮かび上がってきた。 初秋の1700mの地はそよぐ風が爽やかで空気もおいしい。しかし惜しいことに富士山は見えなかった。 下山の前に木無山に立ち寄って行く。盛夏は見ごたえのある木無山のお花畑も、今の時期はさすがに終わっていた。 来た道を下り三ツ峠登山口に戻る。今日の歩きはここまで。車で河口湖方面に戻ろうとしたが渋滞だったので、御坂トンネルをくぐって勝沼側に出ることにした。 勝沼ICに入る頃、激しい雷雨に会う。ワイパーを最高速にしても歯が立たないくらいの猛烈なゲリラ雨だ。 どうして今年はこういうのが多いのだろう。高速内ではバイクの人がこの雨で運転できずに困っている。 やがて雨は弱くなるが、今度は談合坂から小仏トンネルまで19kmの大渋滞。高速道路を走っている実感がほとんどないまま、何とかキレずに運転する。 温泉でリフレッシュ出来たせいか疲れもあまり残らず、いい2日間だった。けれど2日で6時間の歩行ではやはり物足りない。紅葉シーズンまでには体力を回復させて、もうひと踏ん張りしたいものだ。それとともに、カメラも機能回復させねばならない。 |