山の写真集(御坂黒岳)

~河口湖と大きな富士山を望む~
タイトル
みさかくろだけ(1793m)
2004年11月22日(月)快晴

7:50富士急行線・河口湖駅-[タクシー]-8:05三ツ峠入口-9:05御坂峠9:12-9:50御坂黒岳10:20-10:35すずらん峠-10:47破風山-11:00新道峠-11:20中藤山-12:10不逢山-12:20大石峠13:00-13:40林道-14:05大石プチペンション村14:33-[バス]-15:00河口湖駅
歩行時間:4時間50分

マップ
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ここへきてようやく天候が安定してきた。しかし、気温がなかなか晩秋~冬の低さにならない。高いと山頂からの展望が今ひとつとなる。
ここ2年ほど、この時期に富士山の写真を撮るために山麓周辺で泊まるのだが、今年はまだ早い。雪でも降って大気がきりっと締まるのは12月になってからか。
御坂黒岳を、3年前の5月と同じコースで登った。このところの富士山は、10時を過ぎると中腹に雲がかかってしまう。タクシーを使ってでも早めの入山をしたい。

御坂トンネルの手前(三ツ峠入口)に8時に到着。富士急行線からの富士山も周りに雲ひとつなかったし、今日は大丈夫だろう。
早くも冬枯れの登山道を行く。御坂峠までは直線距離は短いが、古くからの峠道らしく、のんびりしたジグザグ道が続くので時間は意外とかかる。しかし今回は富士山見たさのせいか足が速く、1時間で御坂峠に上がれた。
すっかり葉を落とした木々の向こうから大きな富士山が望める。富士山の雪の量もたいぶ多くなり、ここへ来てようやく例年に追いついた感じだ。
御坂峠への登り
御坂峠への登り

正面の藤野木への下り口は以前よりはっきりしたように見える。石畳も出てくる風情のある道と聞く。右へ行けば御坂山(1596m)から清八山、本社ガ丸への道。そちらへも惹かれたが今日は左へ。

休みの谷間の平日で登山者もちらほらと。しかし今日会う人はみな足が速い。早や黒岳展望台へと心は向かっているのか。
風は弱く頭上は一点の曇もない青空。富士山の眺めはいまだ枝越しのままだが、裾野まで見渡せている。

なおも穏やかな道が、前方に黒岳の大きな山体が覆いかぶさるように近づいてくると、傾斜は強まりちょっとした岩場の登りとなる。富士山の下に河口湖の湖面やマッチ箱のような建物が見え出す。
さらに高度を上げるとブナなどの落葉樹に混ざってモミやコメツガだろうか、針葉樹が現れだす。再び緩やかな道になると、芦川・釈迦ガ岳への道を分けすぐに黒岳頂上だ。

展望台へは南へ平坦な道を2分ほど。期待通りの雄大な富士山の眺めだ。
前回は雲が多かったが今回は全くない。ただし中腹にもやが出てしまっているのはこの気温の高さでしょうがないか。
黒岳展望台からの富士山
黒岳展望台から富士山と河口湖

西には雪をまとった南アルプス、赤石岳と荒川岳がくっきりと見える。3年前の写真と比べると樹林がずいぶん伸びたようで、それより北の北岳・間ノ岳が隠されて見えなくなっている。

富士山を囲むように、今年も登ることの出来なかった毛無山・雨ガ岳を始め、ぐっと手前に同じ御坂山塊の峰々が並ぶ。どれが鬼ガ岳か王岳か、節刀ガ岳か十二ガ岳か、地図をみてしきりに悩んでいる人がいる。たしかにこれらの山はここから見ると狭い場所にひしめき合っていている。
御坂の奥には笊ガ岳など南ア南嶺、そして安倍奥の山稜。この付近は今特に興味のある山で、来年以降目指したい所である。

中藤山から富士山
中藤山から富士山
両神山?
両神山?

黒岳から西に縦走する。破風山(1674m)、新道峠と所々で富士山の眺めがあるものの、大方は穏やかな樹林帯の中を行く。
中藤山(なかっとうやま・1666m)を越えてからはややアップダウンの多い道となり大きな岩も越えていく。
小ピークを下るあたりからようやく南アルプス北部の山が望める。北岳や間ノ岳が真っ白なのに対して仙丈、甲斐駒はまだ黒い。
そして進む方向が北寄りになったとき、遠くギザギザの稜線が見えた。形からして両神山のようだが、帰宅してカシミールで確認したら、この稜線から両神山は見れないようだ。他の奥秩父の山だったか。(後日記:これは八ヶ岳でした)

高度を下げて大石峠に着く。富士山は逆光ながら、まだ全貌を見せてくれている。広々した草原で遅めの昼食をとる。
右からも左からも下からも、誰も歩いてこない。富士山の眺めを独り占めにする。

大石プチペンション村へ下る。この道も峠道らしく穏やかな下りだ。一度反対側の上芦川に下りたいのだが、バス便が少ないのが惜しいところだ。
木の間から河口湖が見下ろせ、何隻ものボートが湖面に白い線を引いている。山から見下ろす湖は、時間が止まったような一種独特の雰囲気がある。

林道に下りると登山道の案内板。今年5月に節刀ガ岳に登ったときにも見た。案内板の通り、この西に伸びる林道を辿ると木無山に登れるのであろうか、気になるところだ。
その先で砂防工事をやっている。かなり大掛かりなものだ。歩行者用には迂回路が付けられていている。林道出口で誘導の作業員に人に挨拶された。
帰りのバスで見た天水付近の紅葉が鮮やか、平日とはいえ行楽客も多い。陽射しも強くまだまだ暖かな晩秋の富士五湖の風景だ。

今週末から東日本にも強い寒波がやって来るとのこと。展望の低山逍遥のシーズンはもうすぐだ。


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