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●御嶽駅から「ケーブル下」行きのバスへ
この文章を書いている今(1999年2月)なら、御岳山頂まで歩いているはずだが、この時は当然の様にケーブル利用。
そういうもんだと思っていた。とにかく山頂へ行く!ことを目指していた。 |
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●御岳ケーブルの切符
それでも御岳ケーブルカーは登山客でごった返している。ここまで来て通勤ラッシュか!? どんどん高度を上げて行く中、10分弱の立ちんぼを味わう。 |
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●御岳ケーブル
御岳山は正月元旦には、初日の出を見ようとする観光客で賑わう。ご来光→御嶽神社への初詣が定番。
山頂一帯は集落(というか観光街)になっていて、道は迷路のよう。「奥多摩町・御岳」という番地の標識まで貼ってある。 |
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●御岳山駅から
御岳山頂はさすが好展望。ここまで全然汗をかいてないので余裕しゃくしゃく。
売店が建ち並ぶ。店先に「当店でお買い上げのジュース缶だけ引き取ります」と言う意味の張り紙。
この時はよく意味がわからなかった。山でゴミを出し、その場に捨ててしまう行為の重大さを認識するのは、ずっと後になってからだった。 |
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●御岳神社から大岳山へ
御嶽神社に立ち寄ったあと、さあ、奥多摩三山のひとつ、大岳山へ向かう。途中までは御岳集落内の舗装道を歩く。
わらぶき屋根の宿、懐かしさを覚えるひなびた町並み。 |
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●彩り豊かな眺望
奥多摩の紅葉は10月下旬から11月中旬が見頃。観光案内ポスターのように、びっくりするほどの鮮やかな紅葉は少ないが、植林の常緑樹が多い山域でもあり、緑・黄色・赤・オレンジとまさにカラフル。見上げるたびに違った表情をしてくれる。 |
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●大岳山に向かう良い道
いよいよ登山道にさしかかる。大岳山への道は、このへんで何本かに分岐していく。どれを通っても芥場峠(あくたばとうげ)で合流する。右よりの最短経路を選ぶ。
紅葉のトンネルくぐりが楽しい。 |
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●大岳山頂から
岩場が現れ、山頂近くなってきたことを感じさせる。少し緊張気味に歩む。こういうところの手前では、登山者が列をなし、前の人の岩場通過を待つ、という具合になる。しかし、ここまでかなり歩いてきた印象だ。
大岳山荘のを横目で見ながら少し上ると、大岳山の山頂。狭いが眺めは素晴らしい。山に来た実感が湧く。
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●下山で一緒させてもらったお二人
ここまでの登山道で、しばしば見かけていた二人の方と下山を一緒させてもらうことになった。一人は初老のベテラン登山家風の方。もう一人は女性で、この人も相当登っているようだ。充実した装備を見て、いまだ普段着に近い姿の自分が恥ずかしくなる。
装備の話、以前行った山の話など、会話しながらの下山。いろいろ教えてくれた。最初の登山が六ツ石山だったと言ったら、びっくりされてしまった。やっぱり。
鋸尾根の下りは、左側に奥多摩の山並みを常時楽しむことが出来て、とても気持ちがいい。途中、鎖や岩場があり、幾分かスリルも味わえる。3時間という長さを感じさせない。
お二人は、幅広い緩斜面になると、まるで走るように下りて行く。その速さにビックリ。一緒させてもらう、と言っても、自分はひたすら付いていくだけで、そのスピードにはたじたじだった。でも何とか麓まで付いていけた。
神社の前を通りすぎ、奥多摩駅が近くなったところで記念撮影。鋸尾根下降は奥多摩駅へ直接戻れるコースであった。
この御岳山~大岳山の楽しいコースは、最初から最後まで楽しめた山歩きとして、今でも印象深いものがある。
(1999年2月記)
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