~春に色づくカタクリの山~
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ごぜんやま・そうがくさん
2000.4.22 晴れ
奥多摩湖~水久保沢~小河内峠~惣岳山
~御前山~栃寄沢~境橋

    
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惣岳山の前の岩場で休憩する。三頭山や石尾根の眺めがいいが、富士山は春霞の中で見えない。
かなり年配のご婦人も、グループに遅れながら一生懸命登ってくる。先のピークを指差し、「あれが御前山ね」と息を切らして言うが、あれは惣岳山。御前山まで頑張りましょう。
ここから先もカタクリの群落は続く。小河内峠から惣岳山までで、フィルム1本を使い切ってしまった。

惣岳山頂には20人ほどが休んでいた。Tシャツ、半ズボン姿の人もいる。もうそんな季節になったのだ。山頂を素通りし御前山に向かう。道はグチャグチャ。またしても行列登山となる。
カタクリ四態



●御前山山頂の登山者群生
御前山山頂に着いてびっくり。100人くらいいるだろうか。「カタクリパトロール巡回中」の布幕、隅には簡易トイレまである。山頂は歩みを止めず素通りする。避難小屋近くで食事をすることにした。

小屋付近もにぎやかだった。避難小屋を物珍しそうに覗き込む人、中で食事する人、トイレの前では行列が出来ている。
山頂まで来るとさすがに行楽客の姿は見かけなくなり、みんな登山の格好だ。
賑わう御前山山頂
御前山山頂
●清々しい栃寄(とちより)体験の森
栃寄方面へ下りる。この道も、どんどん登山者が登って来る。
自然林が清々しい。御前山は奥多摩の中でも植林が少なく、かなり下の方まで、木々や花を楽しめる山だと感じた。

栃寄沢の新緑
栃寄沢の新緑

あちらこちらにカタクリが咲いている。惣岳山周辺と違い、このへんは柵で囲っていないので注意が必要。時折、腕章を付けた巡回係らしき人も歩いている。
急坂が続き、ほどなくあずまやのある鞍部に着く。ここにもカタクリがかなり咲いている。写真を撮るには最適だ。ここも周囲に柵は無く、木の歩道が付いている
が、その木の間からも咲いていたり、来年咲かせる葉だけのものもあるので、よく足元を注意して歩く。さらに下れば伐採地にヨゴレネコノメ、アズマイチゲ、ハシリドコロ、ニリンソウが咲く。

栃寄大滝からの沢すじの登山道は歩きやすいとはいえないが、芽吹いたばかりの新緑の木々、気持ちよい沢の流れを見ながらの楽しい下りとなる。かたわらにヤマエンゴサクの青い花を見る。
花や木々に見とれながら、ガイドのコースタイムに比べてもかなり遅めの山歩きとなった。春の訪れを肌で感じることの出来た1日だった。


アズマイチゲ ヨゴレネコノメ ヤマエンゴサク ニリンソウ
アズマイチゲ ヨゴレネコノメ ヤマエンゴサク ニリンソウ


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