2012年3月19日(月) | |||
◇ | 練馬IC | 6:00 | |
関越自動車道 | |||
◇ | 花園IC | 6:40 | |
国道140号,県道37,363号 石間福寿草自生地立寄り |
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◇ | 石間交流学習館 | 11:10 | |
11:45 | 男衾登山口 | ◇ | |
12:25 | 造林小屋 | ◇ | |
12:50 | 城峯神社 | 12:55 | |
13:15 | 城峯山 | 13:55 | |
14:05 | 将門隠れ岩 | 14:10 | |
14:15 | 城峯神社 | ◇ | |
14:53 | 巻き道合流 | ◇ | |
15:10 | 白岩分岐 | ◇ | |
15:22 | 中郷・漆木分岐 | 15:27 | |
15:32 | 展望岩 | ◇ | |
15:50 | 16号鉄塔分岐 | ◇ | |
16:07 | 中郷登山口 | ◇ | |
16:15 | 石間交流学習館 | 16:20 | |
県道37号,国道140号, 満願の湯立寄り |
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19:32 | 花園IC | ◇ | |
関越自動車道 | |||
20:10 | 練馬IC | ◇ |
昨日の仙人ヶ岳で思いのほか距離を歩いたので、ちょっと体が重いが、今年も早春の秩父の里に足を運ぶことにした。
眩しい青空の下、国道を走って石間(いさま)の福寿草自生地へ。ここへはもう5回ほど来ている。平日の朝、自分が今日最初の訪問者だった。
福寿草も節分草もみな、太陽の方向に花を向けている。節分草はそろそろ終わりだった。
石間の福寿草 |
この山の斜面に広がる自生地はだいたい、3つのエリアに分かれている。一番上の段まで行くにはけっこうな急斜面を15分ほど登るので、普通の靴ではきつい。あらかじめ登山靴を履いていく。
今年はやはり花期が1週間ほど遅く、福寿草祭りも先週で終わっていたが、今が一番の花の盛りのようで、日当たりのよい斜面にいっぱい花を咲かせていた。
民家の裏に |
福寿草 |
福寿草 |
斜面に張り付く集落 |
重厚な杉林 |
丁目石 |
城峯神社 |
石間交流学習館の駐車場まで車を移動して、ここから歩くことにする。
登山口までは30分ほど、車道を行く。道脇に大きな水車が回る。暖かな日差しが降り注ぎ、山の斜面に貼り付いた民家を明るく照らす。路端にはフキノトウが頭を出し、スミレも一輪花をつけていた。
右折して鳥居をくぐり、しばらくて男衾登山口に着く。
なお、林道をさらに進んで半納の集落から山に入ることも出来る。通常、登山ガイドなどで「半納登山口」と書かれているのはこの男衾の登山口を指しているのがほとんどであるが、地元吉田町のサイトで紹介している城峯山(じょうみねさん)の登山コースは、二つの登山口をちゃんと分けて記している。ただ、わざわざ半納まで車道を歩く登山者もあまりいないようで、本来の「半納登山口」から登ったという記録はほとんど見ない。
今回、そうしてもよかったのだが、登り出しの時間が遅かったので男衾からにした。
表参道らしく、重厚な杉林がずっと続く。水道施設を過ぎ、新旧の丁目石を時折り見る。「3200メートル」とあるのは、おそらく石間の集落を起点とした距離だろう。
造林小屋を見て、さらに高度を上げていくと、残雪が現れ出す。4日ほど前に登った人によると、山頂にけっこう積雪があったということだったので今日は出だしからスパッツを装着していたのだが、ここまで全く雪はなかった。春の雪はすぐに溶けてしまう。
両神山 |
神流湖 |
秩父の町並み |
石間交流学習館 |
あたりが開け、城峯神社に着く。日向で昼寝をしている人がいた。南側に寄ると両神山など奥秩父の山々の眺めが広がっている。ベンチもありいい休憩場所である。平坦な所には雪が10cmほどの雪が積もっていた。
山頂まであと10分ほど。自然林の斜面をジグザグに登る。上部では風がすごい音を立てている。
木段を上って城峯山頂上に登りついた。群馬側からの風が強い、展望台に上がると、さらにものすごい風、そして寒さ。風は体感温度を下げるというが、まさにそれを実感する。
赤城や榛名、上越、上信越、奥日光の山が白く輝く。360度の眺めは素晴らしいが、寒くて長居が出来ない。展望台を下りて昼食にする。ここも明るく、両神山方面がよく見える。
将門の隠れ岩に立ち寄ってから城峯神社に戻る。
下山は南尾根を使う。前回、漆木登山口から登路に取ったコースだが、今回はもう1つの登山口である中郷に下る。尾根道は若干わかりにくい部分はあるものの、整備されていて歩きやすい。岩場にはロープがつけられている。
アップダウンがいくつかあり、特に914mピークは、頭をもたげるような風貌でで城峯神社からもよく見えていた。北に面した斜面には雪が残っている。植林が多いがところどころで武甲山方面の眺めが広がる。
白岩分岐を過ぎ、さらに下ると檜の植林帯に入り、漆木登山口へ続く尾根道と別れる。芽吹き前のモノトーンの樹林帯の中、竹林の清々しい緑色が目に鮮やかだ。淡々と下って中郷の車道に下り立った。少し下ると石間交流学習館の横に出る。
石間交流学習館は、10年ほど前に廃校となった小学校の建物を利用して開設した。駐車場は、小学校の先生方が利用していたものを無料で開放している。
これほどの大きな校舎なら、昔はたくさんの子供、そして家族がこの土地に生業も持っていたのだろう。人口流出が続く山村の現実を想起させる。
そして人口減少は村だけの話ではなく、いずれは日本全体の問題になってくるのだろうか。