2014年3月21日(金・祝) |
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練馬IC |
6:25 |
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関越自動車道 |
◇ |
花園IC |
8:20 |
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国道140号他 |
9:30 |
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薬師堂駐車場 |
9:35 |
10:20 |
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鉄塔 |
◇ |
10:25 |
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山居広場 |
10:40 |
11:00 |
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両神神社奥社 |
◇ |
11:15 |
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四阿屋山 |
11:45 |
12:05 |
両神神社奥社 |
◇ |
12:20 |
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鉄塔(鳥井山コース) |
◇ |
12:50 |
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薬師堂駐車場 |
◇ |
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堂上節分草自生地立寄り
国道140号他 |
17:10 |
花園IC |
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関越自動車道 |
18:10 |
練馬IC |
◇ |
秩父の雪もようやく解け、早春の花の便りが届き始めた。
例年足を運んでいた吉田地区・石間(いさま)の福寿草自生地が、今年は一般に公開されないようだ。雪の影響があったのだろうか。昨年訪問したとき、それ以前と比べて自生地の面積が狭くなっていた。一民家の所有する裏山なので、維持管理上大変な面はあろうかと思う。来年以降、また復活してもらいたい。
今年は石間の代わりに、四阿屋山(あずまやさん)の福寿草を見に行くことにした。6年ぶりである。
山居広場から、ダンコウバイ越しに武甲山を望む
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青空まぶしい秩父盆地を車で走り、小鹿野地区に入る。6年前と同様、薬師堂手前の緩い坂を上がって菖蒲園のある薬師堂駐車場に停める。ほかに車はない。
今日は北風が冷たく、福寿草の見頃時期に入っているというのに人影もまばらで、雰囲気的にはまだ冬の秩父と言う感じがする。
トイレの脇から薬師堂コースの指導標に従い、山道に入る。このあたりは日陰で残雪がある。植林に入ると倒木が道を塞ぐ所も多い。それでも薬師堂からの道を合わせる頃は尾根道も安定し、歩きやすくなった。考えてみると、雪のない山道を歩くのは、2月1日の笹尾根の時以来で、約2ヶ月ぶりである。
下部は雑木林も多く、途中で遊歩道が分岐しているのでいちいち入ってみるが、福寿草は咲いていなかった。
車道を横切って山の神を過ぎ、小さなアップダウンを越える。鉄塔基部を過ぎると、やがて左手に山居の駐車場が見えてきた。ここまで車で上がってきてもいいのだが、それでは山を歩くことにならない。
福寿草の咲く山居広場に着く。ここの福寿草は植栽ということで、斜面に規則正しく間をおいて花をつけている。ロウバイや梅、ダンコウバイも咲き、いまだ雪多い武甲山との対比がいい。
遊歩道沿いに登っていく。展望広場ともうひとつの福寿草園地を経てさらに高度を上げ、両神神社奥社にたどり着く。このあたりから残雪が目立ち始める。
正面の四阿屋山に直接登る尾根道は急過ぎるということで通行禁止。左に巻く道を辿る。やがて四阿屋山名物の、頂上直下の岩場が始まる。
鎖場が連続する急斜面に、雪が半端に溶けないで残っているので、踏み抜きが少し恐い。スリルを味わい、風の通る稜線に出る。堂上からの上級者コースと合流。もうひと登りして四阿屋山頂上である。
雲が多かった空模様も、やがて青空の面積が増し、両神山や二子山などの眺めが広がる。反対の東側には、樹林越しながら秩父盆地が見下ろせ、武甲山や奥武蔵側の二子山も見えた。四阿屋山は秩父山地の真ん中付近にあるので、埼玉県の山々が広く見渡せる。
風が冷たいので、樹林に囲まれた東側の斜面で昼食をとる。福寿草が見頃の休日なのに、登山者はそう多くなく、山頂付近では女性の2人組を2組見たのみだった。
雪混じりの岩場を慎重に下り、奥社のところから、今日は鳥井山コースを下っていく。「柏沢・薬師堂」と記された指導標に従う。前回は登りにとった道だ。
この尾根の稜線は薬師堂コースからも見えていたが、こちらは北側に位置しているため風が冷たい。鉄塔基部など、二子山など西上州の山の眺めがいい場所もある。
途中で柏沢への分岐があり、方向感からくる錯覚で、そちらに入ってしまいそうになる。前回の登りに比べると、下りでこのコースはちょっとわかりづらい。
何度かのアップダウンののち、伸びやかな雑木林になる。ふと下を見ると、朝出たあずまやが見えた。登山道はそこから大回りして、梅の並木を見てから鳥井山コース登山口に下り立った。
四阿屋山の登山コースは距離こそ短いが、小粒でもピリリと辛い、いい山の印象がある。
薬師堂駐車場に戻り、車で堂上の節分草を見に行く。日陰の緩斜面にある自生地には、まだ10cmくらいの雪が残っている。しかし、雪解けしたところには節分草の群落が大きく広がっており、早春の息吹を十分に感じられた。
節分草は3年草で、種が落ちてから3年位で咲くと言われている。が、それは理屈上での話で、実際育てている人に聞いたところ、地になじんで花をつけるようになるまで10年くらいかかったらしい。
自生地に売られている鉢植えを買ってきて自宅で育てるにしても、ある程度の広さの土壌が庭にないと、なかなか難しいようだ。
午後になって、北風はさらに冷たく感じられるようになってきた。白い武甲山を眺めながら秩父の地を後にする。