山の写真集 > 北関東(群馬) > 黒檜山・駒ヶ岳
-大沼を背に登る雪山-
タイトル
黒檜山登山口-黒檜山-駒ヶ岳
山域赤城
地域群馬県
標高黒檜山(1828m)、駒ヶ岳(1685m)
山行日2011年1月23日(日)天気1
沿面距離4.4km
歩行時間3時間35分
標高差459m(黒檜山登山口~黒檜山)
宿泊-
温泉富士見温泉見晴らしの湯
交通マイカーHome



2011年1月23日(日)

練馬IC6:15
 関越自動車道
前橋IC7:20
 国道353号、県道4号
8:20黒檜山登山口8:50
10:20稜線
10:25黒檜山11:10
12:00駒ヶ岳12:10
12:45駒ヶ岳登山口12:55
13:20黒檜山登山口13:25
 県道4号、国道353号
富士見温泉立寄り
16:05前橋IC
 関越自動車道
17:31練馬IC


関連リンク
[記録] アカヤシオの赤城山
前橋市
関越交通バス


Home



日曜日は赤城まで、雪を踏みに行ってきた。友人と2人で、今回は自分の車でアプローチする。
スタッドレスタイヤの威力を発揮できるいい機会だが、内心本当に登山口である大沼(おの)まで上がれるのか、不安な気持ちもあった。

赤城山なら、前日車中泊ではなく早朝自宅発で十分だ。スキーやスノボ客で土曜日朝の関越は渋滞することが多いが、日曜日ならそれほどでもないだろう。
天気は少し怪しい。例によって埼玉県までは気持ちいい晴れ。群馬に入ると次第に雲が目立ち始め、上越の山は全く見えない。赤城山塊も手前の鍋割山が、雲の中から輪郭だけわかる程度だ。西のほう、榛名や浅間山方面の視界はいい。


黒檜山山頂手前の稜線に登り着く

前橋インターから国道、県道を上がっていく。
平地には全く雪はなかったが、山間に入るとだんだん路面が白くなってくる。スピードを出したままカーブに差しかかると横滑りしてしまう。

友人のアドバイスに従い、速度を抑えて運転した。登りの道でも2速で慎重に行く。

空はどんよりとした曇りで、やがて粉雪が舞い始めた。もしかしたら上は吹雪いているのではないか。

大沼湖畔には 、ワカサギ釣りのテントがすでに出ていた。夜から張られていたのも多くあるのだろう。凍結気味の車道を慎重に走って黒檜山登山口に着く。
曇りがちだが、上空には青いものも覗いてきた。天候の回復を祈って、登山口から山道に入る。歩き始めから10本爪アイゼンとダブルストックで行く。

トレースがあるのかわからなかったので、一応輪かんも持ってきたが、やはり日曜日ということもあり、週末の登山者によるトレースが明瞭につけられていた。

駐車スペース
黒檜山登山口
大沼と地蔵岳
雪の尾根道
大沼を背に
山頂標識は地味

黒檜山へのコースはのっけから急登で始まる。やや湿り気のある雪を蹴り上げながら、日の差さない斜面を登っていく。
高みに上がった所が猫岩で、駒ヶ岳方面の眺めが覗く。大沼も一面が白く、樹林にも雪が付き、雪山さながらの風景。
高度を上げていくと、頭の上では風がゴーゴーと音を立てているが、樹林帯にいるうちはほとんど影響はない。赤城は標高こそ1800m以上あるが、森林限界はなく上部でも樹林が茂っている。

登山口から山頂まで、1.1kmと指導標には書かれていた。しかしなかなかゴールは見えず、実際はもっと距離はあるように思う。じれったくなってきたころ、ようやく稜線に立つ導標が見えてきた。そこから樹氷の中を緩く上がると、黒檜山の山頂だった。
日本百名山にしてはあまりにも貧弱な山頂標識が、白いスペースにポツンと立つ。この先にある展望台へも行ってみるが、眺めは全く得られない。
ただ上空は風が強く、雲が流れるたびに青空が覗く。少し待っていれば晴れてくるかもしれない。しかし風が冷たいのですぐに山頂に引き返し、軽く食事をとる。
登山者は三々五々やってくる。皆ザックにスノーシューか輪かんを縛りつけていた。

雪が深ければ、このまま来た道を戻ることも考えたが、それではあまりにも短い行程になるし、降雪もおさまったみたいだ。分岐からさらに稜線を進むことにした。
鳥居のある展望台では、まだ乳白色の眺め。しかし高度を落としていくと、次第に大沼や、これから目指す駒ヶ岳の姿がはっきりしてきた。

急坂の下りは凍結していることもないので、アイゼンはもしかしたらなくてもいいかもしれない。トレースはしっかりついているものの、意外と雪は深いから、スノーシューも面白いだろう。と思っていたら、スノーシューで歩いてくるグループとすれ違った。
輪かんを持っているのでどうしようか迷ったが、結局アイゼンのままで行くことにする。

黒檜山
白い稜線を行く
展望の地
ワカサギ釣り
すっかり青空に

駒ヶ岳との鞍部に下ったところは雪原のようになっていて、黒檜山の眺めがいい。視界を遮る雲はどうやら、上のほうだけだったみたいだ。
このあたりは風の通り道のようで、頭上でビュービューと音を立てている。かえって黒檜山頂のほうが寒さがしのげていた。

樹林帯を緩く登り返していくと、駒ヶ岳の山名標識のあるところに出た。尾根の肩のような場所で、およそ山頂らしくない所である。
天候は青空が出るまで回復し、地蔵岳や長七郎山、小沼の眺めが得られた。さらに下には、前橋市の町並みが広く見渡せた。下界は雪の全くない、カラカラに乾燥した状態になっているようだ。雪たっぷりの赤城はまさに別次元の場所のように思える。

駒ヶ岳からは、樹林の少ないやせた稜線をしばらく歩く。雪庇が少しだけ発達していた。進行方向には、地蔵岳のアンテナがはっきり見える。
階段を交えた急な下りに入る。踏み外しても滑落するようなところではないのだが、一部補助ロープのかかっている場所では慎重に足を運ぶ。

樹木をすかして大沼の真っ白な湖面が大きく見下ろせる。ワカサギ釣りのテントの数がさっきよりかなり増えている。
高度を落とすにつれ積雪は減ってきた。風が強いせいもあるのか、雪が飛ばされて土の地面が見えているところもある。
車が見えてくると、駒ヶ岳登山口に下り立った。大沼湖畔でアイゼンを外す。黒檜山はすっかり青空の下となっている。 今山頂にいれば、上越の山の眺めは得られただろうか。
結果論だが、駒ヶ岳のほうから先に登るコースでもよかったかもしれない。

大沼の上を歩いて行こうと思ったが、ツルツルと滑って危険なので諦めた。当たり前だが、ワカサギ釣りの人たちは長靴を履いている。こちらは登山靴で車道を15分ほど歩き、黒檜山登山口に戻った。
時間は短かったが雪もそこそこ多く、満足のいく登山だった。凍結した車道を慎重に運転し、富士見温泉に立ち寄った後東京に戻った。