~大雨とガス、こんなこともある~

たてやま 2001.8.9.~10
室堂~雷鳥沢~雄山~室堂
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8/9(木) 歩行0時間30分

新宿駅(前夜)22:30-[夜行バスさわやか信州号]-6:55室堂7:15-7:45雷鳥平-周囲を散策(雷鳥沢ヒュッテ泊)

8/10(金)曇りのち雨 歩行4時間45分

雷鳥平7:00-7:40室堂8:00-9:30一ノ越9:40-10:45雄山11:45-12:20一ノ越-13:00室堂13:45-[立山黒部アルペンルート]-15:51扇沢15:55-16:30信濃大町駅16:38-[JR大糸線、スーパーあずさ14号]-22:30新宿駅
●大雨でヒュッテへ逃げ込む
日本海に低気圧が進み、2001年夏山の第2弾は天候が気にかかるスタートとなった。
深夜バスで7時少し前に室堂に到着。路面は濡れており、室堂はガスで視界10mくらい。たまに小雨が降る。立山の姿も全く無い。

予定では今日のうちにテントを張って立山を周回、次の日に五色ガ原にいくつもりだが、室堂から30分くらいのはずの雷鳥沢テント場に行き着けない。先ほど通った雷鳥沢ヒュッテと目と鼻の先なのに、視界が利かず迷ってしまった。人に聞きながら何とかテント場に着く。

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ

テントを設営し、立山に向かう。一般道ではないが、雷鳥沢から一ノ越に直接行く道があるはずだ。剱岳方面の道を分け、大走りコースとも分かれたあたりから、雨が激しくなって来た。たちまち道は川のようになる。流れの速くなった沢を何度も渡る。
小高い丘に上る道は、さながら濁流になっている。川の中を歩くようになってしまい、これではダメと思い引き返した。

テント場に戻る。いったん雨が止んだがすぐまた、本降りになって来た。話し合ってヒュッテに泊まることにする。
すぐにでもヒュッテに行きたいが、雨足は激しくなるばかり。思わずテントの中に逃げ込む。
雨が弱くなったのを見計らい、テントはそのままにして雷鳥沢ヒュッテに飛び込んだ。

コバイケイソウの黄葉
コバイケイソウの黄葉

ヒュッテは大きく、客は30人くらいか。室堂から少し離れているので、すいているのかもしれない。
温泉に浸かってのんびり過ごす。最近はテントや避難小屋ばかりだったが、山小屋はゆっくりできる。

夕方になってようやく、少し視界が開けてきた。新室堂乗越まで散歩に行く。
周囲はアキノキリンソウやチングルマの種子が目立つ。ミヤマキンポウゲや大きな雪田がかろうじて夏の雰囲気を残しているが、あたりは秋の気配が忍び寄ってきている。コバイケイソウの葉はもう、黄葉している。

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