秋風舞う南アルプスの名峰
タイトル
2000.10.14 快晴 北沢峠・長衛荘(前日泊)5:30-薮沢新道-7:35馬の背-9:05仙丈ケ岳9:45-10:55小仙丈ケ岳11:10-12:40北沢峠

小仙丈カール


● 仙丈ケ岳(せんじょうがたけ) 3033m ●

南アルプスの女王と言われる山梨、長野県境の高峰。たおやかな山容と夏のお花畑、秋は山麓の紅葉と見所がある。甲斐駒ヶ岳と同様、北沢峠までバスで入って夜行日帰りも可能。

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マップ
●ガスの南ア林道から快晴の北沢峠へ
甲府の昼12:00発、広河原行きバスは2台となった。
南アルプス林道に入ると道は狭まり、対向車とのすれ違いが大変になる。このバス便は、夏山シーズンには夜行でも走っているそうだが、運転しているほうも乗っているほうも恐いのではないか。

終点1つ手前の大樺谷(おおかんばたに)出合で下車し、北沢峠行きの芦安村営バスに乗る。このあたりはガスが充満し、南アルプスの山並みどころか、付近の紅葉の山肌も何も見えない。
バスで登るにつれ、ガスが少なくなり青空ものぞく。周囲に彩り鮮やかな樹木も現れ始め、期待が膨らむ。北沢峠はさわやかな秋晴れだった。針葉樹に囲まれた森は、平日であるせいか、この紅葉の季節でもそれほど騒がしくない。

峠から南側には、日に照らされた早川尾根の山肌が見える。ダケカンバの黄色を中心に赤・オレンジ・緑と鮮やかだ。

長衛荘
長衛荘

大平(おおだいら)山荘に向かうが、山道の入口の所に「予約された方以外は宿泊出来ない」旨の看板が立っていた。峠まで戻り長衛(ちょうえい)荘に宿泊を申し込んだ。

長衛荘はバス停のまん前にあり、よく寝られないのではと思ったがそこはやはり標高2000mの森の中、夜はしんと静まり返る。金曜の夜で宿泊客は30名程度。寝床も1人起きであった。

山荘のおかみさんは気さくな人で、宿泊客に「~さん」と名前で呼ぶ。ひとり自炊の自分には味噌汁を出してくれた。




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