~石尾根を埋め尽くすマルバダケブキ~
タイトル
たかのすやま(1737m)、むついしやま(1479m)
2004年8月21日(土)曇り

7:50JR奥多摩駅-[バス]-8:25峰谷-9:10浅間尾根登山口9:20-9:30浅間神社-10:55鷹ノ巣山避難小屋-11:10鷹ノ巣山11:55-[石尾根稜線]-13:15六ツ石山13:35-14:00トオノクボ-14:50水根登山口-15:10水根15:30-[バス]-15:50奥多摩駅
歩行時間:5時間40分

マップ
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日帰りの山は久しぶり、奥多摩に足を運ぶのも5月以来だ。ずいぶんご無沙汰している気がする。

鷹ノ巣山から石尾根を歩いて六ツ石山、天気がよければ広い展望を得られる爽快な稜線歩きになる。朝方は多く見られた青空も、バスで登山口に向かうにつれ雲が支配し始めてきた。
峰谷でバスを下りる。下山時によく入浴に利用する清流荘は休業中だ。峰谷川には釣り客が多い。
オリンピックTV観戦の影響か寝不足気味だ。それほど気温は高くないのにこういうときはかなり多くの汗をかく。この調子が続くのなら今日は無理はできないと思う。
浅間尾根のヒノキ林の登り
浅間尾根のヒノキ林の登り

奥集落を過ぎ浅間尾根登山口へ。山道に入るとすぐに標高1000mの目印。ここから700m以上登らねばならない。
浅間神社から少し登るとカラマツとヒノキ林。若干間伐されているようで、以前に比べて樹間から眺めが利き、石尾根上部がかいま見える。緑鮮やかな明るい稜線だ。

ヒノキ林の急登を詰め、ミズナラやブナの林に入る。豊かな樹相で紅葉の時期も鮮やかだ。
土曜日にしては人が少なく、静寂が漂う。ちょっと恐いので熊よけの鈴をつける。
マルバダケブキ
マルバダケブキ
真っ赤なキノコ
真っ赤なキノコ

このへんに花は咲いていないが、びっくりするほどの真っ赤なキノコが伸びている。
樹林の下は涼しく、汗もそれほどかかない。山では早くも、季節が夏から秋へ移行しつつあるのを肌で感じる。

水場につく。水量は豊富でペットボトルの中身を入れ替える。そこから鷹ノ巣山避難小屋までの短い距離はヒノキ林の中を登るが、ここも間伐が施され明るくなった。
小屋から尾根に上がると、周囲はマルバダケブキの黄色い花がいっぱいだ。ここを盛夏に歩いたことはなかったが、満開の時期に当たったようだ。頂上近くまで群落は続く。鷹ノ巣山頂上には5,6人の人がいた。

上空は雲が多いが展望は広い。富士山や三ツ峠、雁ガ腹摺山。大菩薩嶺は雲がかかっている。大岳山・御前山・三頭山の奥多摩三山も豊かな緑色だ。遠くは丹沢山塊、大山まで望める。歩いてきた浅間尾根の先に見える人家は峰谷集落だろうか。
日が射さないので涼しく、長袖のシャツをザックから取り出してはおる。

鷹ノ巣山頂上からの展望
鷹ノ巣山頂上からの展望

石尾根のマルバダケブキ群落
石尾根のマルバダケブキ群落
イケマ
イケマ
城山付近の樹林帯
城山付近の樹林帯

鷹ノ巣山から東の稜線を進む。マルバダケブキの群落が引きも切らず咲き続いている。他の花を見つけるのに苦労するがコウリンカやヤマジノホトトギスを見つける。
気持ちよい稜線から水根山付近のブナ樹林帯へ。ここにもマルバダケブキ群落。行けども行けどもマルバダケブキ、という感じだ。

城山から急な下りを経て将門馬場の鞍部。イケマの白い花が多く見られるようになる。そして六ツ石山北面の緩い登りにかかる。このへんの山深い雰囲気も好ましい。
分岐点に着くと、六ツ石山までは5分ほどの登りだがここのマルバダケブキ群落が一番すごい。単一の花の勢いが強すぎて、他の花が咲けなくなっているように見える。生態系のバランスが少し崩れているのだろうか。

丸い六ツ石山頂上の少し端に立つと、うっすらだがまだ富士山が見える。ここにはもう何度も来ているが、富士山を見たのは久しぶりだ。それもこんな夏の季節に見れるとは。ここも少し回りの樹林が刈られているようにも見える。

六ツ石山からは水根への最短距離を下る。この道は思い出深く、1997年10月に自分が初めて一人で登った山そして山道なのである。7年ぶりの道を今日は下りにとった。
浮き石の目立つ厳しい急坂である。こんな道を最初の登路にとって、以後よく山登りの趣味が続いているなあと、今さらながら不思議に思う。普通ならいっぺんに嫌になってしまうのではないか。
登りにとればたしかに単調な急坂の連続ではある。しかも植林帯が多い。しかし観光地の奥多摩湖を背にして、下界とはまったく別の世界にどんどん深く分け入っていく、そういう山の奇妙な魅力に触れることの出来る道と言えなくもない。

神社の前を通り水根集落へ。すぐ下に奥多摩湖が大きい。今年の湖面は最近になく青くきれいな色をしている。
今年の都心の猛暑で、千鳥ガ淵の皇居のお堀にはアオコが異常発生しているようだが、奥多摩湖のほうにはあまり出ていないようだ。

水根バス停から、行楽客で満員のバスに乗って奥多摩駅に戻る。


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