雲海そしてご来光、絶景の甲武信岳へ
2日目、雨は止んでいた。テントを撤収し、4時半に発つ。甲武信岳山頂へ。
山頂。ちょうどご来光の瞬間だ。地の果てまで続いているような雲海の向こうに、赤々とした太陽。振り返れば富士山、奥秩父連山の
山並み。全てが雲の中からにょきっと頭を出している。
あまりの幻想的な眺めに見とれ、山頂に1時間近くいてしまった。
シャクナゲの咲く十文字峠への縦走路
ここからは十文字峠まで、ほぼ真北に進む。
埼玉県の最高峰、三宝山山頂から、後ろを振り返ってみると、すでに甲武信岳はガスの中。甲武信山頂から回りの山はよく見えたのに、今回登ったメインの甲武信岳だけは何故か、最後まで全貌を見ることが出来なかった。
いくつかのピークを経て、全体に緩い傾斜の道をだらだらと下っていく感じ。岩場のピークが多いが、このあたりでシャクナゲの花が目に付くようになってきた。まだ咲いていたんだ。
例年、アズマシャクナゲは7月前半頃まで、ハクサンシャクナゲはそれより1ヶ月ほど後のようだ。
両者は見分けが付きにくいが、時期と葉の形状からすると(ハクサンのほうが濃い緑で丸っこい)、これはハクサンシャクナゲのほうなんだろう。
武信白岩山の前の岩場のピーク。シャクナゲが群生していた。ここからは三宝山のなだらかな山頂や、北東方面の両神山がよく見える。
武信白岩山の岩峰は、直下から見るとあまりに急峻で、登る気力と体力がなく巻いてしまった。
その先、大山まで来れば、十文字峠はもうすぐ。大山にはさらに見事なシャクナゲが群生している。日当たりの良いこの山頂でまたも大休止。 |
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山頂でのご来光
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山頂から奥秩父山塊
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岩場のシャクナゲ
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