~足利の山里にカタクリ咲く~
タイトル
せきそんさん(486m)・しんこうさん(506m)
2007年3月18日(日) 晴れ時々曇り

5:36上野駅-[JR宇都宮線]-6:50小山駅6:56-[両毛線]-7:55小俣駅8:00-8:45石尊下(叶花カタクリ群生地)9:15-10:15石尊山10:40-11:10深高山11:20-11:55猪子峠-12:12岩切登山口[生不動尊コース散策]-14:15小俣北町15:35-[バス]-15:50小俣駅 歩行時間:5時間

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足利の山、仙人ヶ岳から尾根続きに深高山と石尊山がある。標高は500m程度で仙人ヶ岳よりも低いくらいだが、手頃な縦走ハイキングコースである。
カタクリ
カタクリ [拡大 773×1100]

両毛線の小俣駅で下りたがバス停がわからず、1分後に来るバスをタッチの差でつかまえられなかった。登山口まで1時間ほどなので歩くことにする。
なお小俣駅入口バス停は、駅の北西側を駐輪場沿いに100mほど歩いたところにあった。もっともこのバスは、東武線の足利市駅からも乗れる。今日は青春18きっぷを有効に使いたかったので小俣駅までJRに乗ってきた次第である。

石尊山を望む

カタクリの花芽

女人禁制の石塔

車道を歩いていくと、田園地帯の先に石尊山が見えてくる。登山口のすぐ手前に「叶花(かのうけ)カタクリ群生地」の看板があったので、立ち寄っていくことにする。
畑地の間を少し歩いて山に入っていくと、すぐに群生地があった。地元の方が大切に保護し、昨年から一般公開を始めたとの事だ。

小広い斜面に花をつけたカタクリは、ちょうど見頃のようだ。が、まだ時間が早いため、きれいに花開いているものはない。説明板には親切にも「11時ごろからきれいに見れる」と書かれていて、まさにその通りだろう。

とりあえずロープに沿って一周する。歩く場所と咲いている場所の境界がはっきりしていなくて、よほど気をつけて歩かないとカタクリを踏んでしまうことになる。道の傾斜もかなりきつい。

ただすごく近くでカタクリを見れるので、またいつか日の高い時間に寄ってみたい。まだ初々しいくらいの群生地、訪問される人はあまり多人数で押しかけたりせずに、節度を持って見学されることを望みたい。

カタクリ群生地の向かい側に石尊下バス停と石尊山登山口がある。石尊不動尊から杉林の中を緩く上がって行く。鬱蒼とした感じはなく、どことなく明るい。
ところどころに丁目石が立てられている。古い参詣道だったのだろう。八丁目の水場はチョロチョロだが出ている。


桐生の町を見下ろす

低木は芽吹き

雑木林の稜線

深高山頂上

「女人禁制」の石塔からしばらくの登りで尾根の肩に出る。西面の展望が得られるようになり、ここから先は岩っぽい直登気味の眺めのいい登路が続く。
ツツジの木の目立つ尾根は幅広く、道が何本もつけられている。かたわらにシュンランが咲いているのを見る。
高度を上げると、背後に桐生の町並みが広く見下ろせるようになる。時々、奇妙な形をした大岩の横を過ぎる。二十五丁目あたりにある岩には「碁盤岩」と名前がついている。

石尊神社の奥宮の横を通り過ぎると傾斜も緩くなる。南側が広く見渡せるが、足元には採石工事現場もみえてくる。
ほどなく平坦な場所に出る。ここは山頂下の展望台のようだ。桐生の町や赤城山が見渡せる。冷たい風が山稜北面に吹きつけて来るので、休憩はせずに先へ進む。

雑木林の気持ちよい道を歩き、やがて石尊山頂上に着く。三角点のある頂上部は狭く、周囲を低い樹林でさえぎられているため展望は芳しくない。南側の緩い斜面は風が来ないので腰を下ろして休憩する。
低い木にはすでに芽吹きが始まっているものもある。

深高山へは緩いアップダウンの、快適な雑木林の稜線歩きとなる。北西に面する場所では風の音がすごいが、道が南側になると嘘のように静かだ。20名くらいの団体さんとすれ違う。

深高山頂上にはいつの間にか到着する感じだ。南面の展望がよく、関東平野が広く見渡せる。朝は両毛線から富士山の頭も見えていたが、この時間では春霞で遠景はぼやけている。
北面は樹林越しの展望。この山稜はとりわけ四囲の展望に優れているわけではなく、どちらかと言えばツツジを始めとした雑木林や草花の芽吹きを楽しむのに適した山であろう。風もこの時は止んで、日だまりの暖かい頂上で一休みする。

深高山からの下山は、深い落ち葉道の急坂で始まる。ロープが付けられていて少しの間は慎重さが要求される。
北面、仙人ヶ岳の稜線の先にお椀型の白い頂が遠望されるが、日光白根山または袈裟丸であろうか。

植林帯に入り、粟野への分岐点で尾根を離れ左手へ下っていく。車道のすぐ上に登山道は続いているが車道へは下りず、左に回り込むように高度を落とす。途中でカタクリの葉が見られる。
送電鉄塔を右に見て、やがて猪子峠に着く。ここから岩切登山口までは、前に仙人ヶ岳から下ったときに歩いた道である。

岩切登山口へ下った後、仙人ヶ岳の生不動尊コースを少し辿ることにする。この沢沿いの道はこれで3度目、今の季節は多くの花が咲く。
ユリワサビが花の盛りで、ニリンソウは咲き始め、そしてハナネコノメ、そしてカタクリも今が見頃のようだ。ここのカタクリの自生地は猫の額ほどの広さしかないが、早春の日を浴びて元気よく咲いている。仙人ヶ岳からの下山者も多く、かなりの人数とすれ違う。

沢沿いに咲く早春の花(仙人ヶ岳生不動尊コース)

ユリワサビ

タチツボスミレ

ハナネコノメ

ハナネコノメ

カタクリ [ 超拡大]

岩切に戻り、小俣北町バス停で1時間半後のバスを待つ。また風が出てきて寒い思いをしていると、手前の家の人が出てきた。最近は登山者がずいぶん多くなってきたと言う。
立春過ぎに突然やってきた寒波もあと数日で去り、山も里も少しずつ春めいていくであろう。


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