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2010年5月15日(土)
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◇ |
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赤羽駅 |
5:20 |
JR宇都宮線 |
6:51 |
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宇都宮駅 |
6:59 |
JR日光線 青梅駅乗換え |
7:45 |
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日光駅 |
8:16 |
東武バス |
8:50 |
明智平 |
9:00 |
9:25 |
観瀑台 |
9:30 |
10:15 |
茶ノ木平 |
◇ |
10:25 |
三角点 |
◇ |
10:35 |
篭岩 |
◇ |
11:20 |
細尾峠 |
11:25 |
12:05 |
薬師岳 |
12:20 |
13:00 |
鞍部 |
◇ |
13:35 |
丸山 |
13:57 |
14:12 |
大木戸山 |
14:15 |
14:40 |
三ノ宿山 |
14:50 |
15:03 |
やしおの湯分岐 |
16:10 |
872m峰 |
◇ |
16:25 |
光琳荘 |
◇ |
16:50 |
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細尾入口 |
16:58 |
東武バス |
17:25 |
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東武日光駅 |
17:54 |
東武日光線 南栗橋駅乗換え |
20:18 |
北千住駅 |
◇ |
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宇都宮駅から乗った日光線は、茶色を基調とした、どこか懐かしい電車である。駅名を記す字はみな明朝体、電車のドアは手動開閉式だ。日本を代表する観光地・日光に至る電車は意外なほどレトロで、ローカル色豊かである。
車窓から見上げる今日の空は青空。しかし日光の山の方向は暗い雲が優勢だ。寒気が通過している今日のような日は、北関東の山地の天気は安定しない。
明智平上に咲くアカヤシオ
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日光駅からバスで市街地を抜け、いろは坂を上がる。朝が早いのでまだ混雑はない。
今日は中禅寺湖から登ろうか、手前の明智平から登ろうか、最後まで迷っていた。
前日光の山を北側から歩き出すのは、中禅寺湖から茶ノ木平を経由するコースが一般的だが、結局明智平で下車し、早めに歩き出すほうを選んだ。バス代も少し節約になるだろう。
| JR日光線 |
| 華厳の滝と中禅寺湖 |
| ブナと笹の道 |
| 細尾峠 |
| トウゴクミツバツツジ |
| 薬師岳 |
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上のほうは残念ながら厚い雲。それに寒い。標高1200m程度でこの気温の低さだから、山頂は冷蔵庫かもしれない。
車道脇に付けられた道に入ろうとする・・・が、何と立ち入り禁止の文字が。
出店の人に聞くと、この道は危険なので通行止めにしたが、朝早いときは登っている人がいるかもしれない、との歯切れの悪い答え。原則禁止なのだろう。
バス代を節約したくて明智平で下りたくらいだから、ロープウェイを使うわけにはいかない。あまり人の見ていないタイミングを見計らって、立ち入り禁止の板をまたいで山道に入る。
道はロープウェイに沿うように、やや斜め下に付けられている。別に歩きにくさもない。5分くらいでロープウェイ終点の建物の前に出たが、建物の中には入れない。立ち往生していると、中から係の人が鍵を開けてくれた。優しい人で助かった。
この道はどうやら、ロープウェイ関係者専用の作業道らしい。一般客はロープウェイで上がってくれ、ということか。
山道は続いている。ここからは一般の人も歩ける遊歩道風だ。少し先に行くと、アカヤシオがまだかなり花を付けている。
アカヤシオを前景に華厳の滝と中禅寺湖が望める、絶好の展望スポットがあった。観瀑台というようだ。カメラマンも大勢いる。男体山は雲で全く見えないが、奥白根山は青空の中残雪を光らせている。
曇っているのは前日光地域だけで、奥日光のほうは晴れていそうだ。
送電鉄塔の立つ尾根道を緩く上がる。アカヤシオはさすがに終期だが、木の数が多いのでまだたくさんの花が見られる。日光の山はツツジの名所である。このくらいは当たり前なのだろう。
茶ノ木平への指導標に従い、さらに高度を上げる。気持ちのよい笹の道だ。木々はすっかり冬木立となるが、ブナも点在してなかなかいい樹林帯だ。
霧が濃くなるころ、道は平坦な樹林帯に落ち着く。標柱が茶ノ木平を指し示す、右方向に進む。このあたりは笹の高さが腰ほどまであり、道は笹に隠されている。
霧の平坦道を進んでいくと、また標柱。目指していた細尾峠は、自分の歩いてきた方向を指していた。どうも逆方向に来てしまったようだ。さっきの標柱まで戻ると、反対側に「細尾峠→」と書かれていた。これは完全に見逃していた。笹が深いので、ここが分岐道だとは気づかなかった。
| アカヤシオ満開 |
| 夕日岳 |
| シロヤシオ |
| 修験道の道 |
| 三ノ宿山 |
| 気持ちよい笹の道 |
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気を取り直して細尾峠を目指す。すぐに三角点があり、笹原を急降下。大岩が重なるようになっているところが篭岩(こもりいわ)だろう。アカヤシオがここでも咲いている。
疎林と笹原の雰囲気のいい道を、時にはなだらかに、時には急降下していく。カラマツは芽吹いている。簡易鉄塔のあたりまで来ると、周囲の落葉樹も緑の葉をつけたものが目立ってきた。
稜線を彩るツツジはこのあたりから、トウゴクミツバツツジにバトンタッチする。春紅葉の山肌を眺めつつ、細尾峠に下り立つ。車が5台ほどと小型バスが停まっていた。
反対側の登山道に入る。ヤセ尾根状ではあるものの、笹がなくなって歩きやすい。トウゴクミツバツツジがさらに多く咲く。
そして、縁が赤く色取られた五枚の葉を持つ木も目に付く。シロヤシオだが、花は蕾のまま。しかしツツジの木がここは多そうである。
これから登る薬師岳は標高1400mを超えるが、その後はだいたい、今いる細尾峠と同じくらいの高度を保ちながらの縦走となる。シロヤシオも咲いているのを見られるかもしれない。
新緑の尾根を緩く登高して、左の山側の踏み跡に入る。薬師岳へはここから、長くつらい直登となった。
高度がどんどん上がっていくので、木々の芽吹きはなくなり、アカヤシオが再び現れる。斜度がなくなってきたら、右からはっきりした道が合流した。どうも薬師岳に取り付くタイミングが早かったようで、一般にはこの合流先から楽に登ってくるようだ。
苦労して登りついた薬師岳山頂には、アカヤシオがたくさん咲いていた。すでに盛りを過ぎている株がほとんどだが、本数が多いので圧巻である。
相変わらず男体山は雲の中だが、日光市街地方面の眺めは広い。三ノ宿山への稜線もよく見える。これからあそこまで行くのか。とにかく花を見ながら、腰を下ろして大休止とする。
正午を過ぎているのであまりゆっくりは出来ない。薬師岳からは少し長い下りとなる。一般コースではないが、踏み跡ははっきりしており迷いようがない。高度が下がれば新緑が復活してくる。
鹿除けのネットが張られた所に下ると、夕日岳方面の眺めがいい。
この道は地蔵岳・夕日岳の稜線と同様、日光修験者道として昔から歩かれていたものだ。そのため、所々に古い祠がある。
鞍部で2基並んだ祠を見ると、その先にシロヤシオ、ようやく咲いているのが見つかった。花の大きさはかなり小ぶりで、アカヤシオと反対にこれらは咲き始めたばかりと思われる。
| 北尾根はシロヤシオ街道 |
| トウゴクミツバツツジも |
| ひょうきんミズナラ |
| 鬱蒼とした新緑 |
| ヤマツツジ |
| 萌黄色の山肌 |
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この後の尾根筋では、シロヤシオが十分に咲いている木はあまり見られず、トウゴクミツバツツジのほうが花期が早いのか、より多く咲いていた。鮮やかな濃紫色はバックの新緑に映え、気温は低いがこれを見ると季節がぐっと進んだ感じがする。
双耳峰のようなピークが左右に見えてくる。その左の方、丸山で遅い昼食をとる。木の間から奥白根山が望める。あちらのほうはまだ晴れている。
右に折れてもう一方の大木戸山を越えると、いったん眺めが開けるがそのすぐ先で急降下となった。再び祠のある鞍部から、今日最後のピークである三ノ宿山への登り返しに入る。
三ノ宿山頂上はカラマツに囲まれた、地味な場所だった。
下山となるが、やしおの湯コースと北尾根、どちらを歩くか、分岐に来るまで決めていなかった。時間も遅いので、早めに林道または車道に降りることの出来る後者を選ぶ。
北尾根は踏み後は薄いが、尾根筋を忠実に下っていくことで問題はない。トウゴクミツバツツジやシロヤシオがあちこちに咲き、満開の木も見かける。標高を下げるにしたがって花の密度は増していく。
またミズナラの巨木も多く、ひょうきんな子供の顔をした木があった。写真で見ていたので、本物にあえてうれしかった。
標高1100mを切るあたりからは踏み跡がほとんどなくなり、尾根が北と北西に分かれる場所で大いに迷う。
地形図を見ると、先ほどの1188m地点(やしおの湯分岐付近)と、この尾根が分かれる部分との位置関係のつじつまが合わない。1188mから15分ほど下ってひょうきん者のミズナラ、そこから数分で尾根が分かれる。この20分弱ほどの行程を、地図ではほんの目と鼻の先の距離でしか書いていない。
ここはガイドの通り北の尾根に下る。シロヤシオがますます多くなり、さらに深紅のヤマツツジも加わってきた。今日はそれぞれの標高で、4種類のツツジを見れてしまったことになる。
アカヤシオとヤマツツジを同じ日に見られるのは珍しく、これもこの春の寒気でアカヤシオの開花が遅れたことが背景にあるのだろう。
どんどん高度を落とし、新緑の木々の先にはもう日光市街地が大きく見えてきた。
踏み跡は完全になくなった。「山」と書かれた境界見出標が頼りである。いったん鞍部に下り、872mへ登り返す。日が傾いてきたのせいか、低く垂れこめた雲の下側に太陽が覗くようになった。
ヤマツツジが日に照らされて赤味を増す。そして木々の緑もいっそう萌え立つ。
872m峰からはすべるように一気に下る。沢音が近づき、道のようなものを横切ると、ようやく下山地である。左に折れて、品川区の施設「光琳荘」のキャンプ施設の裏地に出た。
そのまま直進し、体育館のような細尾スケートリンクを左に見る。リンクの先の山側に木の鳥居があり、山道が始まっていた。方角からすると、これはもしかしたらさっきの北西尾根に至る道かもしれない。
里道を少し歩いて、国道に出る。細尾大谷橋を渡り、横断歩道を渡った先の道に細尾入口バス停があった。もうちょっとで5時になるところだ。日が長くなってきたので、つい長丁場の歩きとなってしまう。
バスで東武日光駅に戻り、ローカル線の雰囲気いっぱいの東武日光線で帰ることにする。日光のツツジはまた見る機会を得たい。
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