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2010年5月22日(土)
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◇ |
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初台IC |
8:55 |
首都高速 中央自動車道 |
12:15 |
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小淵沢IC |
◇ |
国道20号他 山荘経由 |
13:15 |
矢立石登山口 |
14:10 |
4/10の標識 |
14:15 |
14:50 |
日向山三角点 |
15:00 |
雁ヶ原 |
15:25 |
16:45 |
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矢立石登山口 |
国道20号他 道の駅はくしゅう経由 |
17:45 |
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悠歩山荘 |
(泊) |
2010年5月23日(日)
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◇ |
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悠歩山荘(周辺散策) |
国道20号他 尾白の湯立寄り |
13:20 |
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小淵沢駅 |
13:30 |
13:35 |
小淵沢IC |
◇ |
中央自動車道 首都高速 |
16:05 |
戸越IC |
◇ |
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土日は、甲斐駒山麓にある悠歩さんの山荘(以下「悠歩山荘」)に泊まり、ネット仲間総勢9名でバーベキューを楽しんだ。
悠歩山荘は甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根の登山口となる白州町横手にある。南アルプスの他にも、日向山、雨乞山、荒倉山など南ア前衛の山、尾白川渓谷といった名勝地が近い。今回、初日にかねてから登ってみたかった日向山に登ってきた。
白砂の山頂「雁ヶ原」
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家が近いあおむしさんといっしょに、車で出発。中央道が予想以上に渋滞し、10分ほど遅れて最終集合地の小淵沢駅に到着する。
日向山登山は2日目にしたかったのだが、雨予報だったので急遽今日に変更した。
歩き出しは午後からとなるものの、往復3時間足らずの山なので何とかなるだろう。
| 登山口から新緑 |
| トウゴクミツバツツジ |
| チゴユリ |
| 新緑のカーテン |
| ブナ大木 |
| ツルキンバイ |
| タチツボスミレ |
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山荘や登山口までの足は自動車で、悠歩さんと自分の2台に9名が分乗する。自分の軽自動車に4名が乗るのは、2年前の購入の時以来である。人間だけで満杯になってしまうので、ザックを含め、荷物は全部悠歩さんの車に載せてもらう。
矢立石登山口には13時過ぎに着く。この時間では駐車場が満杯だろうとの悠歩さんの予想で、少し下に車を置いての歩き出しとした。
車でなく、麓からも1時間ほどでここまで登ってこれるとのことだが、ちょっと大変だろう。歩き出しから10分足らずで本来の矢立石登山口に出る。
季節が進み、山はすっかり緑に覆われている。落葉樹の森はヤマツツジ、トウゴクミツバツツジが咲き、足元もチゴユリ、ツルキンバイと春から初夏の花が賑わう。
道は同じような斜度の登りが延々と続き、距離は短いとは言えけっこうきつい。それに今日は蒸し暑い。山でこのような汗をかくのは今年初めてだ。季節は着実に進んでいるようだ。
9名がほぼ1列になって登る。今日は山野草に詳しい人がたくさんいるので、小さく目立たない花も次々と発見される。 ルイヨウボタン、タガソデソウ、イワセントウソウ、マイヅルソウ、ユキザサ。スミレは標高を上げるとタチツボスミレが群落をなし、色も濃い。フモトスミレ、ミヤマスミレも。ウスバサイシンという黒い花は一人ではまず気づかない。
| カラマツ美林 |
| 白い山頂 |
| 岩角の展望スポットへ |
| タガソデソウ |
| ヤマツツジ |
| 甲斐駒石 |
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「富士山」とか「八ヶ岳」と書かれたプレートが木にかかっている。その示す方向に山が見えるはずだが、もやがかかったような空で眺めは得にくい。
「4/10」と、随所に山頂までの距離を示すプレートがかかっている。矢立石登山口は0/10だった。もうずいぶん歩いている気がするが、まだ半分もいっていない。
高度を上げ、少しひんやりしてきたと思う頃、道は緩やかになる。カラマツの新緑が瑞々しく、ブナもところどころで見られる。アメダス測定器を過ぎ、小道を少し右に入ると、日向山の三等三角点に着く。
三角点付近は樹林の中で展望はないが、日向山のハイライトはここから少し先に行った所、白砂の展望地「雁ヶ原」である。今までの樹林の道から一気に明るい所に出る瞬間、これはすごい!と思わず感嘆の声を上げた。
右手に八ヶ岳、正面に雨乞岳、そして南アルプスの眺めが続く。その甲斐駒や鳳凰山には雲がかかり始めてきているが、ここから距離が近く圧倒される。日向山の白砂は、甲斐駒からの受け継ぎと思われる。
ザラザラした地面を歩いて、左下に見える岩角に寄る。少しザレているので注意して下る。岩の上に上がった場所からは胸のすく眺めだ。
日向山の標高は1600m台だが、アルペン的雰囲気の感じられる山頂である。青空でないのが惜しい。
日向山山頂から、大岩山を経て鋸岳に通じる登山道が、バリエーションではあるが存在するそうだ。登山地図にも途中まで点線表示がある。ネットにも山行報告を見かけるが、ここから見る限り、急登と岩場の続く、かなりの難路に映る。
時間にゆとりがあれば、ここから南に下るルートもあるのだが、今日のところは来た道を戻る。それでも登山口に下り立ったのは17時近かった。しかし今日はメンバーも多いし、悠歩山荘まで車で15分ほどなので気楽な1日である。
登山口の脇には三角形の岩がある。これはその姿から甲斐駒石と言われるらしい。よく見ると摩利支天のような突起もある。
道の駅はくしゅうで食材と酒を買い込み、山荘でバーベキューの一夜を過ごした。普段日帰りハイキングでしか会わない仲間なので、今日は話も弾んだ。12時少し前に就寝。
翌日は天気予報通り、無情の雨である。横手駒ヶ岳神社にお参りし、日本最高級の高濃度温泉「尾白の湯」に寄ってから帰途に着いた。
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